満員御礼のカップ戦大一番、プレミアリーグのクラブ同士がスタンフォードブリッジで雌雄を決する。カラバオ杯4回戦をプレビューしていこう…

昨シーズンはこの舞台でフランク・ランパード率いるダービーを下しているチェルシー。そのダービーは、マンチェスター・ユナイテッドを下してチェルシーと対戦していた。

この15年で最も成功したイギリスの2クラブがリーグ杯で顔合わせするのはこれが5回目、前回は2012年のハロウィン、同じく4回戦での対戦だった。

昨シーズンはカップ戦準優勝に終わったチェルシーは、3年連続通算23回目の準々決勝進出を狙う。

チェルシーの記録

前節、バーンリー相手に4ゴールを決めたチェルシー。2年連続で同じタイミングでの試合で同じゴール数を記録している。

これで2017年4月〜5月以来となる公式戦7連勝とし、今回8連勝を記録すればアントニオ・コンテ政権の2016年11月〜12月以来で、このシーズンチェルシーはリーグ優勝を果たしている。

バーンリー戦でアウェイゲーム4試合連続での3得点以上を記録。内訳はノリッチ(3点)、ウルヴズ(5点)、サウサンプトン (4点)、バーンリー(4点)で合計16ゴール、失点は7となっている。

そもそもはシーズン開幕戦、オールド・トラフォードでの一戦を0-4で落としていたチェルシー 。復讐は忘れた頃にするのが丁度いいと言うが、ファンはそんな悠長に待ってもいられないだろう。

アウェイのユナイテッド

「(カラバオ杯を)優勝したいなら、ベストな相手を破る必要がある」とコメントしたのは、4回戦の組み合わせ抽選結果を受けたスールシャール監督。「ここ数週間はアウェイが続くね」とのコメントが示すように、ユナイテッドは週末ボーンマスとのアウェイゲームを控える。一方のチェルシーも、ワトフォードへと移動する。

リヴァプールとは1-1で引き分けているが、ホームでの得点は10月頭以来のこと。11月にかけてアウェイゲーム4連戦となっており、これがその3試合目だ。

日曜日はノリッチ相手に3-1で勝利。チェルシーより1日準備期間が短くなっている。

ローテーション

先週末とは異なるスターティングイレブンが予想される両クラブ。チェルシーは多くの若手がスタメン起用されていたため、今回は多少ベテランも加わるかもしれない。

そんな中でも注目が集まるアカデミー出身組は、ビリー・ギルモア(セントラルミッドフィルダー)、マーク・グエヒ(センターバック)、リース・ジェイムズ(右サイドバック)だ。一方でウィリー・カバジェロ、オリヴィエ・ジルー、エメルソンといった顔ぶれにも起用の期待がかかる。

対するユナイテッドは、9月以来となる連勝ムードを壊したくないはずだ。怪我から復帰したアントニー・マルシャル、新加入のダニエル・ジェイムズが右、マーカス・ラッシュフォードが左に入った前線は高い位置からのプレスでカウンターを狙う。8月のチェルシー戦での戦い方だ。

ポウル・ポグバの離脱により組み立てにはやや不安があるものの、リヴァプールの連勝をストップさせた3バック(5バック)は継続して採用してくると予想される。

とはいえ若手の起用を示唆したスールシャール監督は、ジェイムズ・ガーナーやブランドン・ウィリアムズに加え、タヒス・チョン、メイソン・グリーンウッドといった顔ぶれにも期待がかかる。

PKは避けたいユナイテッド

今シーズンのユナイテッドは6度のPK獲得も、決めたのはわずかに2回。ノリッチ戦ではVARの結果2本のPKを得ながら、どちらも失敗。それでも3-1で勝利している。またPK戦をのぞき、公式戦ではラッシュフォードが5本中2本、マルシャルは8本中2本、ポグバは13本中4本失敗している。

ユナイテッドは過去2回のカラバオ杯をいずれもPK戦で終えている。1ヶ月前の3回戦では6-5でロックデイルを下し、昨シーズンは10-9でフランク・ランパード率いるダービーに敗れている。

チェルシーが同大会で前回PK戦までもつれたのは昨シーズンの決勝。3-4でマンチェスター・シティに敗れている。

カラバオ杯レギュレーション

決勝を除き、延長戦は採用されない。90分で決着がつかない場合は、すぐにPK戦が始まる。

累積警告は同大会でのみカウントされる。合計2枚で1試合の出場停止となるが、準々決勝でリセット。そのため累積の出場停止で決勝に出られないという事態は起こらない。