今季最後のアウェーゲームに臨むブルーズ。リーズとの試合の前に、チェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

FAカップ準決勝の週末に予定されていた古くからのライバル、リーズ・ユナイテッドとの試合は、ウェンブリーでのFAカップ決勝戦の3日前に予定され、特別な重要性を帯びてきている。

過去5試合のリーグ戦で1勝しか挙げていないチェルシーは、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得するため、残り3試合で4ポイントを獲得しなければならない。今夜勝利すれば、明日のノースロンドンダービーを前に、3位と4位を争う首都圏の三つ巴の争いで大きくリードすることになるだろう。

先週末、9月以来初めてリーグ降格圏に入ったリーズは、過去10試合のホームゲームでそれぞれ少なくとも一度は失点している。ホワイツは、現状ではプレミア残留とはならないことを自覚している。

そして、1970年のFAカップ決勝での対決をはじめとする、過去の思い出の熱気に包まれた観客が、必死にホームチームをバックアップするだろう。さらに重要なのは、2004年5月、リーズが16年ぶりにプレミアリーグで戦った相手がブルーズだったことだ。エディ・グレイ監督がすでに降格を決めていたチームは、新オーナーの下、全く異なる軌道を歩んでいたクラブに1-0で敗れたのである。

チェルシーは4日間で2回リーズを倒すことができる。先日、育成チームがトッテナムに終盤に勝利したことにより、ホワイツを退けてPL2残留を果たしたのだ。

チェルシーのニュース

リーグ・カップ戦ともにまだ達成すべきことはたくさんあるが、チェルシーは何かにつけてはつまずいて結果を出せていない。リーズは3日後にFAカップ決勝を控えたチーム相手に、今晩、いつも通りの欲望と攻撃力を発揮できないことに賭けているだろう。

トーマス・トゥヘル監督は中盤のキープレーヤーの2人、エンゴロ・・カンテとジョルジーニョが再び出場できることを望んでいるが、両選手とも深刻な問題を抱えており、FAカップ決勝も迫っている。攻撃力、チームとしての規律、守備の堅さ、この3つのバランスがうまくとれていないことが最近の試合では明らかになっている。相手のハングリー精神に見合うプレーをすることが当然要求される。

トゥヘルは、ウルブス戦のハーフタイムにマルコス・アロンソと口論したことは否定したが、左ウイングバックはその試合の後半と同様、今夜も欠場するかもしれない。リーズの右ウイングのラフィーニャに対応するオプションとしては、サウールのようなミッドフィルダー、右サイドの選手がサイドを入れ替えたり、あるいはクリスチャン・プリシッチがいつもより深い位置でプレーしたりすることが考えられる。

土曜日の引き分けにおける最大の収穫の1 つは、2ゴールを決めてチーム得点王となったロメル・ルカクのパフォーマンスだった。休養をとったメイソン・マウントがスタメンに加わるかもしれないが、このベルギー人選手は先発の座を維持する可能性が高いようだ。

彼は相手ディフェンス人をいたぶることができ、リーズの後方からのパス回しは格好の的となる。GKイラン・メリエのミスは、最近の試合ではアーセナルの先制点に直接つながった。

チェルシーが11回のセットプレーからゴールを奪っている一方で、リーズの18失点を上回るのは19失点のレスターだけとなる。

ジェシー・マーシュのマーチ

チェルシーのウルブス戦が行われた翌日、リーズは試合の大半を10人で戦っていた。アーセナルに惜敗したことで、ジェシー・マーシュの悩めるチームにとって、今夜の試合は今季の運命を左右するものとなる。

チェルシーの訪問を前に、彼は「我々は背水の陣にある。もっともっとプレーの質を上げ、もっともっと戦わなければならない」と語った。しかし、エミレーツでは無規律が命取りになった。ルーク・アイリングは散漫なプレーによるファウルでレッドカードを受け、今季チーム合計でイエローカード96枚という歓迎されない歴代記録樹立に貢献した。

マーシュは5-4-1の布陣でブルーズを迎え入れるようだ。マルセロ・ビエルサ監督時代よりも、より高い位置で、より中央でボールを奪うためにプレスをかけ、より相手を封じ込め、カウンターの戦略をとる。しかし、その反面、残されるスペースは以前より多くなる。

アイリングは、昨シーズン、マン・シティに2-1で勝利したリアム・クーパーに続き、現在のプレミアリーグで退場処分を受けた2人目のキャプテンである。偶然にも、クーパーは今夜、ディエゴ・ヨレンテとともに復帰する可能性があり、このセンターバックが出場した試合では、今シーズン、失点が約40パーセントも少なくなっている。

アイリングの代役となるはずの右サイドバックのスチュアート・ダラスは、ボックス・トゥ・ボクサーのアダム・フォーショー、フォワードのタイラー・ロバーツと同様に一足早くシーズンを終了している。リーグで下から二番目の守備力のリーズでアイリングの不在を埋めるのは、ダン・ジェイムズとなりそうで、ジュニオル・フィルポが左サイドに入るだろう。

コブハム出身のルイス・ベイトはアーセナル戦でハーフタイム直後から出場し中盤で良い働きをしたが、ストライカーのパトリック・バンフォードは元クラブとの対戦には間に合いそうもない。ホワイツの攻撃は、元アカデミーのバンフォードなしでは成り立たないことが露呈している。しかし、右ウインガーのラフィーニャは、矢のようなクロスやコーナーで、リーズの最大の攻撃の起点であり続けている。

終盤のゴール

コナー・コーディの同点ゴールは、2013年4月、リヴァプールのアンフィールドでルイス・スアレスが決めた96分30秒後(2-2のドロー)以来のプレミアリーグの最も遅い時間でのゴールとなった。今シーズンこれまで、ブルーズが許したプレミアリーグのゴールの71パーセントは、後半に決められたものだった(31点中22点)。

一方、リーズはエランド・ロードで後半10分間に7回失点しており、この時間帯のアウェーでの得失点差+4はマンチェスター・シティに次ぐものであった。

チャンピオンリーグ出場権争い

土曜日のさらなる勝ち点喪失にもかかわらず、3 位または 4 位の座を自分の手で獲得できるチェルシー。今夜の試合、そして明日のトッテナムvsアーセナルのノースロンドンダービーですべての問題を解決できる可能性がある。

ブルーズの得失点差はガナーズより25、スパーズより19多いため、ミッドウィークの2試合で起こりうる9つの結果のうち3つは、トーマス・トゥヘルのチームが来シーズン、チャンピオンズリーグでプレーすることをほぼ保証するものとなる。

それ以外の3つの結果の場合、チェルシーは残り2試合のホームゲームで勝ち点1ポイントが必要となり、最悪のシナリオ(ブルーズが負け、スパーズが勝つ)では、レスターとワトフォードを相手に6ポイント中4ポイントが必要となる。

リーズと同じように苦戦を強いられているエヴァートンも今夜、降格が決まったワトフォードとのアウェー戦に臨む。仮にトフィーズが4試合全てに勝利した場合、勝ち点は47となり、バーンリーやジェシー・マルシュのチームが達成できる最大値よりも4ポイント多くなる。この3チームとの勝ち点差はわずか1だが、得失点差ではリーズが圧倒的に上回っている。

プレミアリーグ結果および試合日程

火曜日アストンヴィラ 1 リヴァプール 2

水曜日リーズ vs チェルシー 19時30分レスターvsノリッチ 19時45分ワトフォードvsエヴァートン 19時45分ウルブスvsマン・シティ 20時15分

木曜日トッテナムvsアーセナル 19時45分