敵地で迎えるグループステージ第5節はビッグゲームとなった。クラブの専門家リック・グランヴィルとポウル・ダットンがこの試合をプレビューしている…

現地の新聞社は、この試合がヴァレンシアにとって過去12年間のチャンピオンズリーグで最も重要な一戦となると意気込む。12年前の対戦ではマイケル・エシエンが終了間際にネットを揺らし、チェルシーが2-1で勝利していた。

グループステージ初戦でヴァレンシアに敗れたチェルシーは雪辱を晴らしたいところ。その試合ではロス・バークリーがPKを失敗していた…

ブルーズがアヤックスと4-4で引き分けたため、グループHは3チームが勝ち点7で並ぶ混戦状態に。チェルシーはこの試合で勝利すればアヤックスとヴァレンシアとの直接対決で優位となるため、ノックアウトステージ進出が決定する。

チェルシーがヴァレンシアを下した場合、ヴァレンシアがノックアウトステージへ進出するためには最終節でアヤックスに3点差以上をつけて勝つことが絶対条件となる。

敵地でリールと対戦するアヤックスはダレイ・ブリントとジョエル・ヴェルトマンが出場停止。リールはチャンピオンズリーグ敗退が決定したものの、ヨーロッパリーグ進出に望みをつないでいる。

第1節からの学び

フランク・ランパードは選手時代、ヴァレンシア相手にチャンピオンズリーグ4戦無敗。1-1のドローに終わった2011年の対戦では先制点を決めていた。監督として初めてのチャンピオンズリーグに臨んだ第1節では辛くも敗れたが、チームはその後大きく成長している。

第1節以降にはクリスティアン・プリシッチが大きなインパクトを残し、エンゴロ・カンテ、リース・ジェイムズ、エメルソン・パルミエリが怪我から復帰。苦戦していたセットプレーの守備も改善した。スタンフォードブリッジでの対戦では枠内シュート2本に留まったヴァレンシアだが、セットプレーからロドリゴが試合唯一のゴールを決めていた。

第1節ではヴァレンシアの4-4-2に対し、3バックの布陣で臨んだチェルシーが試合を支配。特にメイソン・マウントが負傷交代するまではチェルシーの時間帯が続いていた。ヴァレンシアはボール支配率で劣り、ブルーズは10本のコーナーキックに22本のシュートを記録。多くのチャンスをゴールへと繋げることが求められている。

ヴァレンシアが陥る危機とは?

土曜日にはレアル・ベティスに2-1で敗れたヴァレンシア。ホームのサポーターたちはヴァレンシアの動向を予想していることだろう。

ベティスに敗れるまで、内部危機に陥っていたクラブは公式戦3連勝で調子を取り戻し、チャンピオンズリーグでもノックアウトステージ進出へ望みを繋いでいた。

アルベルト・セラーデス監督とコーチ陣は怪我人の続出に頭を悩ませている。ムクタル・ディアカビは離脱しており、エセキエル・ガライもトレーニングに参加せず。長期離脱から復帰したばかりのエリアキム・マンガラは元アーセナルのガブリエル・パウリスタと4日間で2度目のCBコンビを組むことになるだろう。

こちらも元アーセナルのフランシス・コクランは出場が見込まれるが、中盤のジョフレイ・コンドグビアは欠場するだろう。そのポジションには右サイドバックのダニエル・ワスの起用が予想されている。

スタンフォードブリッジでプレーしたデニス・チェリシェフも欠場が見込まれる。ゴールを決めたロドリゴの出場も微妙だ。セラーデス監督にとってポジティブなニュースはストライカーのケヴィン・ガメイロが復帰したことだろう。

プリメイラ vs プレミア

今夜の対戦はスペインとイングランドのトップクラブ同士の対戦と言い換えることができるだろう。

昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝戦はイングランド勢対決となった。同大会決勝戦にスペイン勢が勝ち残らなかったのは2013年以降初めてのことだ。ラウンド16を突破したスペイン勢は準決勝進出のバルセロナのみ。一方、準決勝にはプレミアリーグから4クラブが勝ち残り、そのうち2クラブが決勝戦へと進出している。

今シーズンもスペイン勢はグループステージ首位突破が難しい状況に追い込まれている。2位で突破するとラウンド16では2nd legをアウェイで戦うこととなる。

レアル・マドリッドはPSGと2-2で引き分け、グループ2位通過が決定。アトレティコ・マドリッドはユヴェントスに1-0で敗れ、グループステージ突破は最終節までお預けとなった。バルセロナは今夜ドルトムントと対戦。スペイン勢としては最も高い成績を収めているものの、各グループ首位チームの中で2番目に勝ち点が少なく、得失点差は最低タイという数字だ。

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