フランク・ランパード率いるチェルシーは北西ロンドンへ。クラブの専門家リック・グランヴィルとポウル・ダットンがワトフォード戦をプレビューしてくれた…

水曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦で公式戦の連勝がストップしたチェルシーだが、リーグ戦では依然4連勝中。ワトフォードに勝利すれば3位へ浮上する可能性がある。現在3位のレスターは日曜日にクリスタルパレスと対戦予定だ。

フランク・ランパード率いるチェルシーはアウェイでも躍動。今シーズンはアウェイ5試合中4試合でブルーズが先制点を挙げている。

チェルシーは今シーズンのアウェイゲームで勝ち点12を獲得しており、これを上回るのはリヴァプールの13のみ。また、ブルーズはアウェイでリーグ最多の16得点を記録している。チェルシーの獲得勝ち点のうち60%、得点数のうち70%がアウェイで記録されたもの。タミー・エイブラハムはアウェイゲームでの得点数でリーグ最多だ。

チェルシーは試合日の時点でリーグ最下位だった相手に過去20戦16勝という結果を残している。

ハットトリック達成

先週末にはクリスティアン・プリシッチがハットトリックを達成。1905年のクラブ創設以降、チェルシーの選手がリーグ戦でハットトリックを達成するのは通算119回目。プレミアリーグでは26回目だ。プリシッチはクラブ最年少の21歳38日でハットトリックを達成。タミー・エイブラハムが9月のウルヴズ戦で達成した最年少記録を塗り替える形となった。

プレミアリーグ得点ランク

ジェイミー・ヴァーディ 9タミー・エイブラハム 8セルヒオ・アグエロ 8ピエール=エメリック・オバメヤン 7ラヒーム・スターリング 7

プレミアリーグの単一シーズンにおいて、これほど若い2人の選手がハットトリックを達成したのは初めてのこと。ブルーズがアウェイで2人のハットトリック達成者を出したのは1997/98シーズン以来:バーンズリー戦でジャンルカ・ヴィアッリ、トッテナム戦でトーレ・アンドレ・フローが達成。

プレミアリーグにおいて、チェルシーでは36カ国の選手がハットトリックを達成。プリシッチはアメリカ出身の選手として初めてのハットトリックだ。バーンリー戦では左足、右足、そして頭でパーフェクト・ハットトリックを成し遂げた。

ブルーズのパーフェクト・ハットトリックはリーグ制覇を達成した2010年5月、ウィガン戦のドログバ以来。他には2010年のストーク戦でカルー、2002年のトッテナム戦でハッセルバインク、1997年のバーンズリー戦でヴィアッリが達成している。

苦しむワトフォード

リーグ開幕から11戦勝利なしとなれば、ワトフォードにとって初めてのこと。最後にプレミアリーグで同様の記録を残したのは2012/13シーズンのQPRだ。

フローレス監督が再任して以降はいくつかの試合で勝ち点1を獲得しているが、順位はリーグ最下位。ワトフォードにとって、プレミアリーグの過去7シーズンで最も低い勝ち点となっている。

キケ・サンチェス・フローレス監督は守備陣の成長を指摘したが、エティエンヌ・カプエ、トロイ・ディーニィ、イザーク・サクセス、ダニー・ウェルベックを欠く前線は得点力不足。ここまで得点数はリーグ最低だ。プレミアリーグでは開幕10試合中6試合で無得点に終わっている。

ランパードの戦術眼

バーンリー戦では相手の攻撃的かつダイレクトなプレースタイルに対応した若きブルーズ。アヤックス戦でも勝利を手にしており、若きチームと監督はここまでインパクトを残している。

サウサンプトン戦前にはランパードとコーチ陣がセットプレーのマークを完全なゾーンマークからゾーンとマンツーマンの併用に変更。相手選手を捕まえる役割と、危険なゾーンを防ぐ背の高い選手とで分かれている。サウサンプトン戦以降ではコーナーキックやフリーキックのクロスから失点がない。

メイソン・マウントは10番の役割を上手くこなし、バーンリーを脅かした。プリシッチの3点目もアシストしている。マウントの後方ではジョルジーニョとマテオ・コヴァチッチが92%以上のパス成功率を記録。さらに中盤の選手によるボール奪取回数は90分間で23回に上った。

また、ミシー・バチュアイもコーチ陣から恩恵を受けた1人だ。ミッドウィークのユナイテッド戦では個人技からネットを揺らし今シーズン8試合で5得点目をマーク。ブルーズ加入後61試合で24ゴールという記録と比較すれば、より良い数字ということができるだろう。さらにリーグ戦ではワトフォード相手に3試合連続得点中(合計4ゴール) - プレミアリーグではどの相手よりもワトフォード戦で多くのゴールを決めている。

ワトフォード VS チェルシー - スタッツ