ホームでのシーズンは、魅力的なロンドン・ダービーで幕を開け、早めにポイントを貯めるチャンスもある。この試合を前に、クラブの歴史家リック・グランヴィルと統計学者ポール・ダットンが、このカードにまつわるデータを振り返る。

1958/59シーズン以来、初めてスタンフォードブリッジでトッテナムとホームリーグ初戦に挑むチェルシー。また、新オーナーにとってもブリッジでの開幕戦であり、今シーズン初のロンドン・ダービーでもある。

2018年にスパーズとのリーグ戦で連敗して以来、チェルシーはロンドンのライバルに対して7試合負けなし(6勝 1分け)で、その間に許したゴールはわずか1つだけだ。

チェルシーとのリーグ・カップ戦合わせた過去37試合のアウェーゲームでトッテナムが勝利したのは、3-1に終わった2018年4月のプレミアリーグ戦のみ(12分24敗)である。

チェルシーのニュース

トーマス・トゥヘル監督はエヴァートン戦後、「勝利は勝利である」とコメントし、選手たちのパフォーマンスに全面的に満足していないことを明らかにした。しかし、厄介なアウェーでの開幕戦で勝ち点3を獲得したことは、チームの士気を高め、これから進むべき道を指し示してくれたことだろう。

タイトルを獲得した2016/17シーズン以来となるグディソンでの勝利は、チームにとって、特に前線にとってセンセーショナルなスタートではなかったが、大型契約選手のラヒーム・スターリング(センターフォワード)とカリ・クリバリ、そして後半にはダイナミックなマーク・ククレヤが印象深いデビューを飾った。また、トーマス・トゥヘル監督は今シーズンから採用された交代枠5人を最大限に活用し、若手のコナー・ギャラガーとアルマンド・ブロヤの2人が気迫あふれるプレーを見せた。

エドゥ・メンディは、ジェームズ・ターコフスキーのヘディングシュートを鋭く弾き飛ばしクリーンシートを達成、ブルーズでのリーグ戦の47パーセントを無失点でシャットアウトすることに成功した。次が彼にとって、リーグ・カップ戦合わせて50回目のクリーンシートとなる。

コーチングスタッフが懸念していたのは、ポゼッションから明確なチャンスが生まれなかったことだろう。ブルーズは16のCKを得たが、いずれからもゴールは決め切れなかった。ジョルジーニョの決定的なPKを奪ったアブドゥライェ・ドゥクレのベン・チルウェルへのファウルは、クリバリのセスク・ファブレガス並みの絶妙なパスによってもたらされたものだった。

この試合、エヴァートンは前線の戦力が欠けていたと言わざるを得ないが、試合展開の中で、さらに何人かが離脱した。チェルシーはホームにてトッテナム相手に過去4回で3勝し、1失点しているが、コンテのチームはトフィーズとは全く異なるレベルにいる。

スパーズを倒すためにはより良いパフォーマンスが求められるが、ブルーズは常に突破口を見出してきた。昨シーズンの対戦では、ブルーズは42年ぶりに1シーズンに4回、同じ相手を無失点で勝利したトップリーグのチームとなった。

開幕戦3連勝

2022/23 勝 1-0 エヴァートン(A)
2021/22 勝 3-0 クリスタルパレス(H)
2020/21 勝 3-1 ブライトン(A)

コンテのスパーズ

アントニオ・コンテがプレシーズンで選手たちに課した過酷なトレーニングは、先週の土曜日、サウサンプトンに4-1の快勝をもたらし、報われたように見えた。スパーズはより厳しい試練に直面することになる。サウサンプトンはノースロンドンでリードしたが、ホームチームのプレッシャーに苦しみ、開いたスペースを突くことができなかった。

オフ・ザ・ボール時は5-4-1、ポゼッション時は3-4-3という布陣により、トッテナムはスピーディーに長いボールを高いポジションのウイングバックや強力な3トップ前線にフィードする。デヤン・クルゼフスキは、入団後からゴールとアシストで、ソン・フンミンとハリー ケインと共にチームの攻撃において重要な役割を果たしている。

スパーズの昨シーズンの弱点の一つ、中盤の中央はブライトンからイヴ・ビスマの加入によって補強され、左のウイングバックのオプションはインテルからのベテラン、イヴァン・ペリシッチの到着によって強化された。両選手とも先週末はベンチから途中出場だったが、ブリッジでは先発の可能性があり、セインツ戦で出場停止だった元エヴァートンFWリシャルリソンも、SW6でデビューを果たすかもしれない。

ロンドンを代表する選手たち

チェルシーにとって、今季初の首都ロンドンでの試合となる。昨シーズン、ロンドンのクラブとして初めてプレミアリーグ600勝を達成したブルーズは、4シーズン連続でこの地区での首位に立った。これは過去17シーズンのうち15シーズン、1907/08シーズン以来25回目のことである。

フラムの復帰により、1994/95以来初めてトップリーグに同じ街から7つのチームを輩出することになり(1989/90は8チーム)、ロンドン・ダービーだけで今季42試合が行われることになる。

チェルシーは1992年以来、トッテナムより42勝多く、116ポイント多く獲得し、得失点差で174リードしている。

グディソンの幽霊を退治したジョルジ

チェルシーがエヴァートンに勝利したことで、トフィーズの本拠地でのリーグ戦における5年間の呪縛が解かれた。ジョルジーニョのPK成功による勝利の前、チェルシーはグディソンでの15試合で1ポイントしか獲得していなかった。ジョルジーニョは、2018年のデビュー戦を含む5回の開幕戦のうち3回でネットを揺らしており、この試合でも確実なスタートを切った。そのすべてがペナルティースポットからの得点で、チェルシーの選手としてのプレミアリーグにおけるPK成功数では、エデン・アザールを抜いて2位となった。


プレミアリーグにおけるブルーズ歴代PK成功ランキング

フランク・ランパード - 41 (48PK)
ジョルジーニョ - 18 (21)
エデン・アザール - 17 (19)
ジミー・フロイド・ハッセルバインク - 12 (12)
フランク・ルブフ - 10 (11)

クイックスターター

トッテナムは開幕戦を4-1で勝利し、プレシーズンの好印象がそのまま新たなエネルギーとなった。かつて新聞は、各クラブがホーム&アウェーで少なくとも1試合行うまで、リーグ戦の順位表を掲載することさえしなかった。それ以前のものは時期尚早で意味がないとされていたが、インターネットの普及により、どこでも順位表が見られるようになった。

61年前に最後にリーグを制したとき、スパーズは最初から最後まで1位をキープした。チェルシーは最初の週末に首位に立ったが、その後一時順位を落とし、8月30日から274日間という記録で優勝したが、開幕から1位のまま優勝したのはスパーズだけだ。2019/20シーズンにリヴァプールが1位をキープした期間の記録を更新したが、これにはコロナウイルスのパンデミックによるシーズン中断が含まれる。

第1節首位チーム

2021/22 マンU(最終順位:6位)
2020/21 アーセナル(8位)
2019/20 マンC(2位)
2018/19 リヴァプール(2位)
2017/18 マンU(2位)
2016/17 マンU(6位)
2015/16 マンC(4位)
2014/15 チェルシー(1位)
2013/14 マンC(1位)
2012/13 フラム(12位)

元ブルーズ監督

先週末のフランク・ランパード、そして日曜日のアントニオ・コンテと、チェルシーは連続して元ブルーズ監督と対戦することになった。2016年10月、コンテがクラウディオ・ラニエーリ率いるレスター(3-0)とジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッド(4-0)を撃退し、チェルシーが6度目のリーグ優勝を果たした時以来、トップリーグのクラブはこうした事態を迎えていない。

世界王者のバッジ

レアル・マドリードがアイントラハト・フランクフルトを破ったため、チェルシーはUEFAスーパーカップの保持者ではなくなってしまった。昨シーズン2つ目のトロフィーとなった今シーズンのFIFAクラブワールドカップは、まだ予定されていない。12月の通常開催日はワールドカップのため不可能であり、当初は拡大開催とされていた大会の新たな開催枠もまだ見つかってはいない。つまり、ブルーズはまだしばらくは世界王者のバッジをつけることになるのだ。

プレミアリーグ第2節

土曜

アストンヴィラvsエヴァートン 12時30分
アーセナルvsレスター 午後3時
ブライトンvsニューカッスル 午後3時
マン・シティvsボーンマス 午後3時
サウサンプトンvsリーズ 午後3時
ウルブスvsフラム 午後3時
ブレントフォードvsマンU 午後5時30分

日曜

ノッティンガム・フォレストvsウェストハム 午後2時
チェルシーvsトッテナム 16時30分

月曜

リヴァプールvsクリスタルパレス 午後8時