移籍市場が閉じた今、注目すべきは試合の行方だ。クラブの歴史に精通するリック・グランヴィルと統計学者ポール・ダットンが、今シーズン6試合目のプレビューを行う...

チェルシーにとってリーグ戦2試合連続のロンドン・ダービーの1試合目(ウェストハムにとっては4日間で2試合目)は、スタンフォードブリッジでは珍しく2試合連続で土曜日15時開始の試合でもある。

ブルーズはプレミアリーグでこれまでハマーズに28勝しており、その点ではニューカッスル(29勝)、トッテナム(33勝)に次いで3番目に相性がいい。スパーズは、水曜日にウェストハムのロンドン・スタジアムで勝点1を確保した。

チェルシーはブリッジでの過去16試合のプレミアリーグで6勝8分けと、首位から13ポイントを失っている状況を改善することが急務となる。チェルシーもまた、火曜日にサウサンプトンでリードしながらも、2敗目を喫している。

移籍市場の混乱は終わり、両チームとも大幅な補強を行った。しかし、この前代未聞のシーズンは、両クラブにとって来週の週半ばからヨーロッパ大会が始まるため、その要求度は増すばかりである。チェルシーはチャンピオンズリーグのために火曜日にクロアチアへ飛び、一方ウェストハムにはカンファレンスリーグに参加する。


チェルシーニュース

サッカーでは、どんなミスも罰せられ、相手のシュートがすべてゴールとなる時がある。チェルシーにとっては、今がその時なのだろう。チェルシーはシュート1本あたりのゴール数がトップリーグで4番目に多く、これより悪いのはレスター、ボーンマス、マン・シティの3チームだけだ。昨シーズン、ブルーズはこの順位で下から4番目だった。

さらに酷いのは、サウサンプトン戦を含みチェルシーはここ5試合中4試合で先制点を奪っていることで、ラヒーム・スターリングが2試合で5回のシュートから3ゴールを決めているにもかかわらず、15ポイント中7ポイントしか獲得できていないことだ。チームの主軸数人が欠場しているのはあるが、全体的にみて出場した選手たちは、トッテナム戦を除けば90分プレーのレベルを保てたとは言えないだろう。

土曜日には、コナー・ギャラガーが復帰し、幸いにもルベン・ロフタス=チークが前節で負った怪我は深刻なものではないと判明した。エンゴロ・カンテが欠場し、マテオ・コヴァチッチも負傷からの復帰が100%ではないことが明らかな中、カーニー・チュクエメカが出場する可能性もあるだろう。また、リース・ジェイムズとトレヴォ・チャロバーは、火曜日の試合を欠場して以来、順調にトレーニングに参加している。


この試合は、木曜日の夜に入団が決まったゴールハンターのピエール=エメリック・オーバメヤンと守備的MFのデニス・ザカリアには早すぎるだろう。

もう一人のエキサイティングな新戦力、ウェスレイ・フォファナは、幼少期のヒーロー、ディディエ・ドログバのロイヤルブルーを身にまとう。世界で最も速いセンターバックの一人で、ボールに対するスキル、優れた予測、天才的な跳躍力を備えている。水曜日の朝、トップチームの練習に参加する前は、レスターのU-23チームと練習していたが、今週末のデビューも夢ではない。


ハマーズ・タイム

デイビッド・モイーズは通常、プレミアリーグで限られた数の選手しか起用しない監督の一人だが、昨シーズンの終盤に疲弊が溜まったことと、欧州カップ戦に参加するため木曜と日曜の試合の容赦ないペースで試合に臨まなくてはならないことを考慮すると、これからはもっとローテーションすることを余儀なくされるかもしれない。

この夏の加入は、ウイングーのマックスウェル・コルネ、イタリア人ストライカーのジャンルカ・スカマッカ、センターバックのナーイフ・アゲルドとティロ・ケーラー(それぞれレンヌとPSGから)、チェルシーの左バックのエメルソンなど、必要な選手を補強している。



クラブレコードで獲得したブラジル人MFルーカス・パケタが、この試合に間に合うように労働ビザを取得できるかどうかは不明だが、選択肢はまだあるようだ。週末のアストンヴィラ戦では、スカマッカの出場によりミハイル・アントニオを休ませ、エメルソンは3-5-2のフォーメーションでウイングバックとしてプレーした。

それ以外はいつも通りのウェストハムで、ジャロッド・ボウエンがプレーを引き伸ばして右からカットインし、コブハムOBのデクラン・ライスが中盤を支配するという、おなじみのアプローチだった。リーグ戦での初ゴール(4試合目)は、プレーメーカーのパブロ・フォルナルスによるものだった。

ハマーズには変化が必要だった。リーグ戦ではそれまでの10試合で8敗していた(シーズン終了後、ヨーロッパリーグが優先されたこともある)。とはいえ、モイーズ監督は7強入りを果たし、さらなる高みを目指していることは明らかである。

ホームでトッテナムと引き分けた水曜日のアイアンズの後半戦のプレーは、モイーズ監督を勇気づけるだろう。4バックで起用されたセンターバックのケーラーと元ブルーのクル・ズマは、我慢強い攻撃をビルドアップする必要はなく、アントニオにボールを供給し、フォワードは執拗にプレスをかけていた。しかし、ケーラーは、デビュー戦でPKを与えたことに加えオウンゴールを記録してしまった。


イースト・ミーツ・ウェスト

両チームにとって、今シーズン2度目のロンドン勢同士の対戦となる。それぞれの初戦はトッテナム戦だった。チェルシーはブリッジでの過去2回の東西対決を無失点で制している。

2020年12月にはチアゴ・シウバのヘディングで3-0の勝利を収め、4月にはジョルジーニョがPKを外した直後、クリスチャン・プリシッチが土壇場で決定的な勝利を収めた。これがブルースの直近のダービーでの勝利となる。

土曜日の試合

チェルシーが火曜日の夜にチャンピオンズリーグ開幕戦に臨むことが決まったため、この試合は開始時間が変更された。このため、スカイスポーツでの生放送はなくなってしまった。

1960年代に観客動員への影響を懸念して設定された、土曜日の午後2時45分から午後5時15分までのテレビ中継の「全面禁止」に該当し、午後3時のキックオフはデジタル時代でもまだこのルールが適用されるのだ。

カンファレンス・コール

先週ブリッジを訪れたレスターは、カンファレンスリーグの準決勝に進出したチームだ。この大会は木曜日に行われるため、その48時間後にはリーグ戦に臨まなくてはならず、ハマーズがどれだけ真剣に取り組むか、興味深いところである。

昨シーズン、フォクシーズはヨーロッパリーグからUEFAの第3の大会に途中参加したため、合計14試合を戦い、1試合を除いてすべて木曜・日曜の試合ということになった。しかし、2021/22シーズンのグループステージに参加したトッテナムは、コロナウイルスのパンデミックにより6試合中5試合しかプレーできず、グループステージでこの大会から姿を消したのである。

プレミアリーグ第6節

土曜日

エヴァートンvsリヴァプール 12時30分(BT Sport)
ブレントフォードvsリーズ 15時
チェルシーvsウェストハム 15時
ニューカッスルvsクリスタルパレス 15時
ノッティンガム・フォレストvsボーンマス 15時
トッテナムvsフラム 15時
ウルブスvsサウサンプトン 15時
アストンヴィラvsマンC 17時30分

日曜日

ブライトンvsレスター 14時
マンU vsアーセナル 16時30分