チェルシー公式ウェブサイトの独占インタビューに応じたクリスチャン・プリシッチが、ドルトムント時代のトーマス・トゥヘル監督との思い出、今の関係、そして木曜のトッテナム戦が大きなチャンスとなる理由について語った。

クリスチャン・プリシッチが8万人の観客の前でプロとしての一歩を踏み出したのは、寒く湿気の高いドイツ西部でのことだった。

2016年1月30日にホームのヴェストファーレンシュタディオンでリーグ中位のインゴルシュタットと対戦したボルシア・ドルトムント。試合時間残り15分の場面でトーマス・トゥヘル監督はベンチの方を向き、12か月前にアメリカからユースチームに入団した17歳の若手に声を掛ける。

ピッチに立ったプリシッチはすぐに持ち前のスピードと狭いスペースでのボールコントロールでチャンスを演出し、チームは2点を決めて勝利を収めた。スターが生まれた瞬間だった。

そのほぼ5年後となる今、プリシッチはチェルシーの選手として再度トゥヘルの下でプレーすることになった。

「彼の下でのデビュー戦は今でも覚えているし、本当に刺激的だった。ドルトムントのユースチームでプレーしていた当時、トップチームの練習に参加するように言われ、メンバー入りしたんだ。非常に強いチームだったから、そこに入れるように努力したし、若手として誰よりもトレーニングに励んでいた。監督は信頼してくれていたし、何よりもプレーする機会を与えてくれたから感謝している。彼は若手の自分を支えてくれたし、当時のことはいい思い出しかないよ。ドルトムントでは一緒にいくつかの良い成績を残せたし、もう一度彼の下でプレーできるのは嬉しかった。」

5年前のプロデビューと同様に、トゥヘルのチェルシー監督就任後の2試合もベンチから途中出場し良い流れをつくった。ウルブス戦ではマルコス・アロンソのボレーシュートをアシストし、自身も得点チャンスをつくった。

「偽ストライカー」と定義するポジションでプレーしたプリシッチは、それが自分にとって攻撃を仕掛けやすいポジションだと言う。これからの目標はまず怪我をすることなく、去年の夏に見せた高いパフォーマンスに到達することだ。

トゥヘルの下でプレーする気分は?

「今のところうまくいっているよ。新しい環境になるけど、試合にも勝てたから良いスタートを切れたと思う。最近は色々あったから、チーム全員が勝てたことを本当に喜んでいた。トレーニングも楽しんでいるし、笑顔が絶えないのはいい事だと思う。」

木曜日にアウェーでトッテナムと対戦するチェルシー。今季初となる「ビッグ・シックス」相手の勝利、そして上位チームとの差を詰めることができるだろうか?

「いい結果が続いているからタイミングとしては悪くない。自信もあるしこのチームの強さを示すチャンスで、最も重要なのは調子を上げることだ。強敵相手にいい結果が出れば得られるものは大きい。」