クリスチャン・プリシッチが延長戦で決めた劇的な決勝ゴールによりアメリカがメキシコに対し3-2の逆転勝利を収め、第1回CONCACAFネーションズリーグ優勝を果たした。
プリシッチは延長戦の残り6分にPKを成功させた。その後メキシコもPKを獲得したが、アメリカ代表GKイーサン・ホーヴァスがこれを止めて勝利を収めた。
コロラド州デンバーで行われた決勝、開始1分に先制点を決めたのはメキシコのヘスス・コロナだった。
さらに前半にメキシコが2点目を決めたが、これはVARによってオフサイドと判定される。その後すぐにプリシッチのコーナーからのヘディングシュートがポストに当たり、跳ね返ったこぼれ球をボルシア・ドルトムントのジョバンニ・レイナが決めて米国が同点に追いついた。
2チームとも多くのチャンスを掴んだが、試合時間残り15分になるまで1-1のドローが続いた。
78分にはメキシコのディエゴ・ライネスが追加点を挙げるが、その4分後に今度はウェストン・マッケニーが同点に追いつく。
そして延長後半にVAR判定によりPKを獲得したアメリカ。キッカーのプリシッチは落ち着いてゴール右上隅に決めて逆転する。
さらにドラマが生まれる。エリア内でアメリカの選手がハンドを取られ、今度はメキシコがPKを獲得した。しかし、アンドレス・グアルダードのシュート方向を読んだホーヴァスがこれをセーブして試合終了となった。
ホイッスルが鳴るとこれが初めてのトロフィー獲得となる若手中心のアメリカが喜びを✕初させた。つい最近チャンピオンズリーグを制したプリシッチにとっては今季2つ目のタイトルとなった。
「最高のかたちでシーズンを終えることができた」と試合後に語ったキャプテンのプリシッチ。
「このグループのことを誇りに思う。みんなが素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれた。」