アムステルダムで行われたチャンピオンズリーグ、アヤックス戦ではミシー・バチュアイが終盤にネットを揺らしてチェルシーの勝利。フランク・ランパードが昨シーズンの同大会準決勝進出クラブ相手の勝利を振り返った。

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ランパードはアヤックス相手の勝利を次のように振り返った。

「最高の気分だね」試合後の記者会見に姿を見せたランパードは話す。「3試合を消化して勝ち点6を積み上げたにすぎないが、今夜のプレーには満足しているよ」

「特に中盤の選手やウィンガーは最高の働きをした。相手の動きを封じたサイドバックの活躍にも特筆すべきものがあるよ」

「クル・ズマも最高のパフォーマンスだった。でも、これで終わりではないよ」

ランパードは終盤に生まれた決勝点に言及

「監督としての難しい仕事は毎週プレーしたいと考えている選手をベンチに置くことだ。彼らが試合でインパクトを残してくれると信頼している。ミシーもクリスティアン(・プリシッチ)もそれをやってのけたね。途中出場の選手が違いを生み出したことはチームの精神を体現したことでもあるし、そういった点でチームとして嬉しいことだ」

「この仕事の素晴らしいところは、レギュラーに定着していなくてもポジティブな気持ちでトレーニングに臨むミシーやオリヴィエ・ジルーがいることだよ。ミシーはボールをキープすることができたし、違いを生み出した。ゴールも決めたんだから、嬉しいね」

プリシッチに関しては様々な噂話があったものの、ランパードはそれを気にしていなかったようだ。

「クリスティアンは途中出場から躍動していたし、賞賛に値する。アシストはゴールと同じくらい重要だよ。毎週同じチームで戦えるわけではないから、途中出場の選手が活躍することは重要なんだ」

「いくつかの噂があったが、そういったものに惑わされないようにした。彼の能力や若さは理解しているし、大きな移籍だった。彼は自分が何を求めているか、プレミアリーグはどのようなリーグか、といったところを知ろうとしている。簡単なことではないが、急ぎすぎることなく、未来の青写真を描いているんだ。

ランパードはこの試合で勝ったことの重要性を語った

「若い選手たちはまだチャンピオンズリーグでの経験が少ないから、これは彼らにとって大きなテストになったね。フットボールはいつだって試練を与えるものだが、このチームには若く吸収の早い選手も経験豊富な選手も揃っている。そのバランスが良いと思うよ。アヤックスというトップレベルの相手に、アウェイの雰囲気の中で勝利できた要因を明らかにしないとね」

「自分たちはアヤックスをリスペクトしたし、そうあるべきだ。自分は自分たちのチームに集中した。選手たちが成長への意欲を見せ、相手の情報を得て、ゲームプランに忠実なプレーをしたことが嬉しいね。新たなクラブでは変化を起こして、選手全員を信頼する必要がある。ここまでは良い兆候が見えているよ」

マッチレポート:アヤックス 0-1 チェルシー