スタンフォードブリッジの一戦では、チェルシーがタミー・エイブラハムとセサル・アスピリクエタのゴールでリールを下し、チャンピオンズリーグラウンド16進出を決めた。

15分後にはキャプテンのセサル・アスピリクエタがコーナーキックからヘディングで追加点。終盤にはロイク・レミに1点を返されたものの、チェルシーがリールを下した。他会場ではヴァレンシアがアヤックスに勝利したため、チェルシーがグループHを2位で突破することとなった。

この試合ではアントニオ・リュディガーが9月以来となる復帰。エヴァートン戦からはアンドレアス・クリステンセン、リース・ジェイムズ、メイソン・マウントがベンチスタートとなり、エメルソンとジョルジーニョがスタメン入りを果たしている。

リールは大きく選手を入れ替え、元ブルーズのレミがスタメン出場した。

試合序盤にはエンゴロ・カンテが2本のシュートを放つも、いずれもゴールならず。

先制点が生まれたのは前半19分。相手ゴール前でパスを受けたプリシッチがドリブルをしかけると、相手を引きつけて右サイドのウィリアンへパスを送る。

ウィリアンは相手レフトバックのジェレミ・ピエをかわし、エイブラハムへ低いクロス。これをエイブラハムが難なく決めて、チェルシーが先制した。エイブラハムは今シーズン13ゴール目、チャンピオンズリーグでは2ゴール目を決めている。

チェルシーは前半のうちに追加点を決める。右サイドからエメルソンがコーナーキックを蹴ると、このクロスにアスピリクエタがニアで合わせた。

後半序盤にも攻勢に出たブルーズ。プリシッチとウィリアンが立て続けに狙うも、これは相手GKメニャンが好セーブ。

さらに相手ゴール前で直接フリーキックのチャンスを得ると、これを狙ったのはウィリアン。メニャンが一度はボールをこぼしたものの、押し込むことはできず。

試合終盤にはリールが1点を返す。ジョナサン・バンバからパスを受けたレミが豪快に左足を振り抜くと、ボールはクロスバーに当たりネットを揺らした。

1点のリードを守り切ったチェルシーが今シーズンのチャンピオンズリーグ、ホームゲーム初勝利。ラウンド16進出を達成した。次の試合は土曜日のプレミアリーグ、ボーンマス戦だ。

チェルシー(4-3-3)ケパ;アスピリクエタ(c)、リュディガー、ズマ、エメルソン;ジョルジーニョ、カンテ、コヴァチッチ(マウント 82);ウィリアン、エイブラハム(バチュアイ 72)、プリシッチ(ハドソン=オドイ 62)サブ カバジェロ、クリステンセン、ジェイムズ、バークリー得点者 エイブラハム 19;アスピリクエタ 35警告 ズマ 45+1

リール(4-3-3)メニャン(c)(レオ・セサル 72);ゼキ・チェリク、ティアゴ・ジャロ、ガブリエル、ピエ;スマレ、セカ、マイア(バンバ 66);ユスフ・ヤジジュ、レミ、アラウージョ(レナト・サンチェス 82)サブ フォンテ、オシムヘン、イコネ、ブラダリッチ得点者 レミ 78警告 ゼキ・チェリク 40;セカ 67

主審 タソス・シディロプロス(ギリシャ)観客数 40,016人