チェルシーは後半終盤にゴール前のスペースに走り込んだカイ・ハフェルツが素晴らしいトラップからの素早いシュートでこの試合唯一となる決勝弾を決め、リーグ戦5連勝を達成した。

ニューカッスルの激しいプレーによりチェルシーはほとんどの時間帯でまともなチャンスを作ることができず、フラストレーションの溜まる試合となった。前半は、ミゲル・アルミロンのシュートをエドゥアール・メンディが弾いたのが唯一のセーブとなった。一方のチェルシーは枠を捉えることができず、シュートはバーの上やポスト横に外れるばかりとなった。

後半に入っても試合展開にほとんど変化は見られなかったが、ハフェルツが攻撃の先陣を切り、マルティン・ドゥブラフカのグローブに直撃するヘディングシュートを放った。このまま勝ち点1を分け合い、約1年ぶりのスコアレスドローになるかと思われたその時、ハフェルツが今季11点目となるゴールを決めた。

ジョルジーニョからパスを受けたハフェルツは、見事なファーストタッチでボールをコントロールし、次の瞬間にシュートを放ちゴールを決めた。これにより、チェルシーはプレミアリーグ5位に11ポイント差をつけ、CL出場権獲得となる4位以内の座を確保した。

スタメン

セサル・アスピリクエタとリース・ジェイムズを欠き、トレヴォ・チャロバーが右サイドバック、マラング・サールが左サイドバックとして起用され、4バック体制となった。

中盤にはエンゴロ・カンテがキャプテンのジョルジーニョと共に復帰し、ハキム・ツィエクが攻撃の右サイドに入り、メイソン・マウントが中盤に下がった。

一方のニューカッスルは、週半ばに行われたサウサンプトン戦(2-1)から4人を変更、ゴールを決めたクリス・ウッドとブルーノ・ギマラエスはエディ・ハウ監督によって再度起用された。

ハイ&ワイド

今シーズンのプレミアリーグ最終戦11試合のうち7試合がスタンフォードブリッジで行われるため、ブルーズがポジティブな形でキャンペーンを終えるには、ホームで勝ち点を重ねることが非常に重要となる。そしてロンドン南西部の薄曇りの空の下、再びピッチ外から発せられる雑音を打ち消すべく、チェルシーは軽快に試合をスタートした。

前半2分、カンテが左サイドを突破し、パスを受けたアンドレアス・クリステンセンが25ヤードから右足でシュートを放ったが、不運なことに軌道が高くGKマシュー・ハーディングのゴール裏のチェルシーサポーターに当たってしまった。

その数分後、左サイドからのCKをアントニオ・リュディガーが頭で合わせたが、ヘディングシュートは枠を外れた。

セットプレーの脅威

一方、ディフェンスではチャロバーが相手の前線へのロングパスのコースを見定め、ジェイコブ・マーフィーが待ち構える中、ボールを安全な位置へとクリアする。

前半の半ば、マット・ターゲットが深い位置からFKを放ち、ファビアン・シェアがファーサイドポストで待機していたが、メンディがルーズボールを拾い、オフサイドの旗が上がった。

しかし、このシュートは、リーグ2位の守備力を誇るチェルシーのディフェンスを苦しめるマグパイの能力を示すものであり、僅差のゲームになり得るという警告となった。

打開策の模索

チェルシーの攻撃のほとんどはサイドからで、左サイドのマウントのサポートは、いつも通りリュディガーの攻撃参加により行われた。

このプレーの後のCKからツィエクがエリアライン付近からチップシュートを狙うが、ニューカッスルのキーパー、ドゥブラフカを苦しめるほどのパワーと正確性を持ってはいなかった。

ツィエクはその直後にも右サイドのハフェルツとの巧妙なコンビネーションからティモ・ヴェルナーにパスを送ったが、このストライカーのシュートは枠の外に外れた。

この試合でも、モロッコ人選手はサイドに開いて2つの役割をこなし、ブルーズがボールを持ったときには前進して3トップに加わり、敵が前に出てきたときには相手ウイングバックをマークするなど、高い運動量でチームを支えた。

ピンチを切り抜けるメンディ

ハフェルツはドゥブラフカの6ヤードボックスからクロスを上げ、マウントはフリーキックを放ったが、結局前半は枠内へのシュートは一本もなく、トゥヘルは落胆したことだろう。

前半唯一のチャンスはニューカッスルが作ったが、アルミロンのボレーシュートはメンディに阻まれた。その前には、ダン・バーンが2mの体格を生かして、右からのクロスをファーコーナーに向けて合わせたが、これはわずかに枠を外れた。

元ブライトンのDFは、ハフェルツとの空中戦にも巻き込まれ、このチャレンジは主審のデイビッド・クートがイエローカードと判断し、その後、VARによる迅速なチェックで裏付けされた。

緊迫した膠着状態

ニューカッスルは1月の大規模な投資により、ハウの下で危機を脱している。前ボーンマス指揮官のハウは、3-4-3の攻撃的なサッカーで3試合勝利しており、今回も同じようなサッカーをしようといつもの4バックに手を加えていた。

後半、ギマラエスがボックス手前からシュートを放ち、最初のチャンスを得たが、激しいリスタートの間、決定的なチャンスは少なく、トゥヘルは60分過ぎにロメル・ルカクとマテオ・コヴァチッチをピッチに送り出す。

その直前、ヴェルナーが相手ディフェンスの背後に抜け出し、駆け寄ったドゥブラフカに倒されたように見えたが、オフサイドの判定により、PKとはならなかった。ヴェルナーはマウントとともにピッチを去り、ブルーズは攻撃のオプションを一新することになったが、この段階でまだ枠内へのシュートはなかった。

ハフェルツのヘディングシュート

残り13分、ブルーズは右からのコンビネーションでついに枠を捉えた。ツィエクが中に切れ込み、完璧なクロスを送り、ジャマール・ラスセルズを置き去りにしたハフェルツが合わせたのである。

過去4試合で4得点を挙げているこのドイツ人選手は、いつものようにしっかりとパスに合わせシュートを放ったが、GKのグローブに直撃してしまう。その後、ショーン・ロングスタッフもシュートを打ったが、フルタイムに近づく中、ドラマはまだ続いていた。

終盤の決勝ゴール

質の低い試合展開の中で、この決勝ゴールはまさにワールドクラスの精度と華やかさを持っていた。ジョルジーニョが完璧なパスを出すと、ハフェルツはワンタッチでボールをコントロールし、GKをかわしてゴールに流し込んだ。

ハフェルツはこの絶妙なプレーからの得点で7試合中5試合でネットを揺らし、イングランド到着以来おそらく最高のフォームであることを示した。ロスタイムには、右サイドからドリブル突破してあわや2-0となったが、ドゥブラフカが指先で何とかセーブし、ボールはクロスバーの上を越えた。

しかし、結局試合はこのまま終了し、トゥヘル監督は1月中旬から続いているリーグ戦での連勝を継続し、厳しい状況の中で貴重な勝ち点3を手に入れた。トゥヘルはタッチライン際で勝利の喜びをかみしめ、試合終了のホイッスルが吹かれたときにもコーチ陣と一緒に喜びを分かち合い、またしても素晴らしい結果を手にした。

今後の予定

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、リールとの第2戦のためにフランスに移動するチェルシー。第1戦はホーム・ブリッジにて2-0で勝利している。その後、週末にはFAカップ準々決勝のためにミドルズブラに向かう。

チェルシー(4-3-3):メンディ;チャロバー、クリステンセン、リュディガー、サール(プリシッチ78);ジョルジーニョ(C)、カンテ、マウント(コヴァチッチ 63);ツィエク、ハフェルツ、ヴェルナー(ルカク63)サブ:ケパ、アロンソ、チアゴ・シウバ、バークリー、ロフタス=チーク、サウール得点者:ハフェルツ89警告:ハフェルツ39、ツィエク 58、コヴァチッチ 87、リュディガー 90+1

ニューカッスル・ユナイテッド(3-4-3):ドゥブラフカ;シェア、バーン、ラスセルズ(C);マンキージョ、S・ロングスタッフ、ギマラエス、ターゲット;アルミロン(サン=マクシマン69)、ウッド、マーフィー(フレイザー90+1)サブ:ダーロウ、ギレスピー、ダンメット、クラフツ、デボレ、ゲイル、リッチー警告:マーフィー50、ギマラエス80

主審:デイビッド・クート観客数:40,026