今週末のプレミアリーグではスタンフォードブリッジでボーンマスと対戦。この試合ではチェルシーのアカデミーで育った選手同士が対決することになりそうだ。

今シーズンはチーム内得点王のタミー・エイブラハムをはじめ、メイソン・マウント、フィカヨ・トモリ、リース・ジェイムズ、カラム・ハドソン=オドイなどといったチェルシーアカデミー出身選手たちが躍動している。

同じくアカデミー出身のネイサン・アケはハムストリングの負傷で欠場が見込まれるものの、ドミニク・ソランケはボーンマスの一員として出場するだろう。ソランケもまた、エイブラハムらとともに10年以上にわたってチェルシーでプレーしていた。

チェルシーアカデミーではストライカーとして相手守備陣を翻弄したエイブラハムとソランケ。2014/15シーズンには公式戦41ゴールずつを叩き出し、FAユース杯とUEFAユースリーグ制覇に貢献した。エイブラハムは当時を次のように振り返っている。

「2人でプレーしていた頃のことはよく覚えているよ」ソランケとの関係について、エイブラハムがコメント。

「ドミニクは自分がチェルシーに来た時、最初に会った選手なんだ。打ち解けるのも早かったよ。テクニックがあったし、誰よりも速いんだよ!」

「ドミニクはウィンガーとしてプレーしていたけど、良いパートナーだったね。ドミニクが上手いテクニックを見せると、自分もそれをやりたくなった。お互いにそういった関係だったんだ。良い関係を築けたし、彼と一緒にプレーできてよかったよ」

チェルシー加入当初は現在と異なったポジションでプレーしていたエイブラハム。ソランケとともにゴールを奪うストライカーとなったのは、チェルシー加入から数年後のことだった。

「チェルシーに入ってから何年か経った後にストライカーになったんだ」エイブラハムは話す。「U11チームのとき、レディング戦でストライカーが怪我をしてしまったんだ。その時に自分がストライカーをやった。何点決めたのかは覚えてないけど、それからはずっと最前線でプレーしているよ!」

「それからは自分のゴール数を数えるようにしたよ。一番多くのゴールを決めたのはU18チームのとき。シーズンで41ゴールを決めたんだ。自分とドミニクが得点王争いをしていた」

「1試合を残して、ドミニクが自分より1ゴール多かったんだ。最終節のノリッチ戦は鮮明に覚えているよ。ドミニクと並ぶために41ゴール目を決めたかったし、その試合ではゴールのことしか考えていなかった。幸運にも自分がゴールを決めて、そのシーズンは2人とも41ゴールで終わったよ。良い思い出だね」

2014/15シーズンを終えると、ソランケはフィテッセへローン加入することに。それ以降、2人がともにプレーすることは少なくなった。リヴァプールで2シーズンをすごしたソランケは今夏、ボーンマスへ加入。一方のエイブラハムはブリストル、アストンヴィラへのローン加入を経て、今夏からチェルシーのファーストチームでゴールゲッターとなった。

2人の歩んだ道のりを振り返り、元アカデミーコーチのアディ・ヴィヴィーシュは次のようにコメント。

「ドミニクはシャイな選手なんだ」ヴィヴィーシュは話す。「タミーは見ての通りだよ。自信に溢れ、生き生きとしていて、外向的だ。ドミニクよりも声が大きいと思うよ。もちろん、ピッチ上では2人とも決意を持った選手だね」

2人の性格の違いに同意するエイブラハム。一方、エイブラハムもドミニクの能力には疑いがないようだ。

「集団の中では静かな方だけど、一緒にいると楽しいんだよ」エイブラハムは続ける。「トップストライカーになれると思うよ。最前線でも、ウィンガーでも、そして10番のポジションでもプレーできる。多才な選手だから、トップレベルになれると信じているんだ」

1997年生まれの2人はチェルシーとイングランド代表でともにプレー。今週末、エイブラハムはチェルシーの9番として、ソランケはボーンマスの9番として、勝利のために戦う。