チェルシーの2021/22シーズンを各データで振り返り、プレーヤーとトーマス・トゥヘルがシーズン期間中に残した印象的な数字を見ていく。
プレーヤー・スタッツ
153試合連続でスターティングイレブンの内、1名以上のアカデミー出身者が起用されたが、この記録は1月のマンチェスター・シティ戦で終了した。しかし、過去182試合のうち、この試合を除く181試合でアカデミー出身者が起用された。
トレヴォ・チャロバーは、22歳と40日で、チェルシーでプレミアリーグデビュー(ホームでのクリスタルパレス戦)を果たし、初ゴールを決めた。これは1997年1月のポール・ヒューズ(20歳と274日)に次いで、2番目の記録となった。
チアゴ・シルバは、1953年にブラックプール戦に出場したスタンリー・マシューズ以来、FAカップ決勝に先発出場した最年長のフィールドプレーヤー(37歳234日)となった(38歳)スタンフォードブリッジにトッテナムを迎えた試合、チアゴ・シルバはプレミアリーグで得点した最年長選手(36歳123日)となり、アーセナルとのホームゲームでは、このリーグで最年長のフィールドプレーヤー(37歳210日)になった。シウバは、37歳と242日で今シーズンを終えた。
エドゥアール・メンディは、ペトル・チェフの51試合についで、チェルシーの選手の中で2番目に早く30試合の無失点を達成した選手となった。(54試合)
カラバオ・カップのアストン・ヴィラ戦、ケパ・アリサバラガがクラブ記録の7つのPKセーブで、ペトル・チェフを追い越し、最終的に8回でシーズンを終了した。
ホームでのマルメ戦では、ジョルジーニョはチェルシーの選手として初めて、3度、1試合で2本のPKゴールを記録した。
今シーズン、プレミアリーグでメイソン・マウントより多くのゴールに関与したイングランド人選手(11ゴール、10アシスト)はいない。チェルシーの選手としては、2018/19シーズンのエデン・アザール(16ゴール、15アシスト)以来、1シーズンに同リーグで20ゴール以上に直接関与した初の選手となった。
ベン・チルウェルは、チェルシーで2013年のフランク・ランパード以来、プレミアリーグ4試合連続で得点を挙げた初のイングランド人選手となった。
ティモ・ヴェルナーは、ゼニト・サンクトペテルブルクで、チャンピオンズリーグ史上最速のゴール(1分23秒)を記録した。
ルイス・ホールが着用した背番号は、カラム・ハドソン=オドイ(70)、ハーヴィー・ヴェイル(68)よりも大きな75番で、チェルシー選手に着用された史上最高番号となった。ホールは、チェスターフィールド戦でチェルシーでFAカップの試合に先発出場した最年少選手となり、わずか17歳と122日で、この記録の前の保持者であるイーサン・アンパドゥが2018年の同ステージのノリッジ戦に先発したときより3日若かった。チェルシーの他の3選手(マイケル・ウッズ、カラム・ハドソン=オドイ、レイ・ウィルキンス)もFAカップ初出場時はもっと若かったが、いずれも途中出場だった。
ジョルジーニョは2021年にプレミアリーグで10本のPKを決め、同リーグの1シーズンでの最多記録となった。
アウェーのニューカッスル・ユナイテッド戦では、ジョルジーニョはプレミアリーグ史上初めて、PKを10回連続ゴールを決めた選手となった。
7つのトロフィー
セサル・アスピリクエタは、チェルシーの選手としてプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ、FAカップ、リーグカップを制覇した唯一の選手となった。
監督・スタッツ
トーマス・トゥヘルはチェルシーを率いて78試合目で50勝目を記録し、勝率を64.1パーセントとした。
プレミアリーグ最初の50試合で勝ち点100点以上を獲得した8人の監督のうち、ジョゼ・モウリーニョ、アントニオ・コンテ、カルロ・アンチェロッティ、トーマス・トゥヘルの4人がチェルシーでこの記録を達成している。
トーマス・トゥヘルがチェルシーを率いて50試合目となったのは、ホームでのユベントス戦で、この間32勝(11引き分け、7敗)に導いた。この50試合でブルーズは31の無失点を達成し、この期間の欧州5大リーグの中で最も多く、失点はわずか24であった。
カイ・ハフェルツが最終節ホームのワトフォード戦で、トーマス・トゥヘル監督体制下でのプレミアリーグ100ゴール目を決めた。