2008年にU9チームの一員としてアカデミーに加わった選手たちのうち、10人がプロ選手として活躍している。6人は未だブルーズに在籍しており、2人がグリムズビー戦でチェルシーデビューを飾った。今回は彼らの現在をチェックしよう…

2008年5月、8歳の選手たちがスタンフォードブリッジへ集められ、チェルシーでプレーすることに。

このような年代の選手たちを磨き上げ、成長させることはユース育成の最も難しい仕事のひとつだ。選手たちは小さな子どもから少年に、そして青年にとステップを駆け上がっていく。トップ画像に写る15人の若き精鋭たちのうち、10人が現在プロフットボーラーとして活躍している。これはチェルシーアカデミーの仕事ぶりを象徴しているといえるだろう。

6人は未だブルーズに在籍しており、そのうち2人はグリムズビー戦でチェルシーデビューを飾った。今回は2008年にU9チームへ加入した選手たちの現在の様子をチェックしよう…

マーク・グエーイ

コートジボワール生まれのディフェンダー。カラバオ杯グリムズビー戦でブルーズデビューしており、その一週間前のチャンピオンズリーグではベンチ入りを果たしていた。

強靭な肉体とテクニックを持ち合わせたマーク・グエーイは育成年代で多くのトロフィーを獲得。FA杯を2度優勝し、イングランド代表をU17W杯制覇へと導いている。

アンドリュー・デンビー

10歳でクリスタルパレスへ移籍し、セルハースト・パークで8シーズンをすごしたミッドフィルダー。クリスタルパレスU18チームで多くの試合に出場すると、グリーンウィッチ・ボロやウォルトン&ヘルシャムへローン加入。現在はステインズでプレーしている。

テイラー・マンロー

ブルーズで4年間プレーし、2012年にQPRへ移籍。直近のシーズンはレザーヘッドに在籍していた。

タリク・ウワクウェ

現在はチェルシーの育成チームでプレーするタリク・ウワクウェ。イングランドU19代表にも召集されていた。2016/17シーズンのFAユース杯では1試合を除き全てのゲームに出場し、リヴァプール相手のリーグ戦では決勝点を記録。ジョディ・モリス率いるU18チームのFAユース杯制覇に貢献している。

翌シーズンにもFAユース杯制覇を成し遂げたウワクウェ。準決勝バーミンガム戦ではホーム、アウェイいずれもネットを揺らし、7-0での勝利に貢献。2017年夏にはイングランド代表をトゥーロン大会制覇へと導いた。

ジェイミー・カミング

ダブリンで行われたプレシーズンマッチに出場したジェイミー・カミングは7月に契約を更新。今シーズンは第3GKの座に就いた。2018年のUEFAユースリーグ、準決勝ポルト戦ではPK戦で勝利の立役者となった。

2度にわたってユース杯やU18プレミアリーグを制覇したカミングはグリムズビー戦でベンチ入りしていた。

リース・ジェイムズ

右サイドバックへコンバートされてから高い評価を得たリース・ジェイムズ。特にここ数シーズンの成長には目を見張るものがある。昨シーズンはローン先のウィガンで輝かしい活躍をおさめ、クラブの年間最優秀選手、選手が選ぶ年間最優秀選手、年間ベストゴール賞を手にした。

足首の負傷により出遅れた今シーズンだが、グリムズビー戦ではスタメン出場で存在感を発揮。19歳のジェイムズは2アシストに加え、自身ブルーズ初ゴールも記録した。

ハリソン・ヒューム

メイドストン・ユナイテッドでプレーした後、現在はロチェスター・ユナイテッドに所属。

コナー・ギャラガー

イングランドU17代表をW杯制覇へ導いたコナー・ギャラガーはローン先のチャールトンで活躍。今シーズンは既に3ゴールを記録し、8月にはEFL月間最優秀選手賞を獲得した。

アカデミー時代から数多くのメダルを手にしてきたギャラガー。中盤から相手ゴールを脅かすプレーが持ち味で、昨シーズンは年間最優秀アカデミー選手賞に輝いた。

ジェイミー・ブラッドリー=グリーン

ディフェンダーのブラッドリー=グリーンは2016年にサウサンプトンへ加入。サウサンプトンU18で多くの試合に出場した。しかし夏にクラブを退団し、現在は無所属だ。

ライアン・ブリュスター

10代のストライカー、ブリュスターはユルゲン・クロップ率いるリヴァプールの一員としてMKドンズ戦でデビュー。2-0での勝利に貢献している。

U17W杯優勝メンバーのブリュスター。2008年にチェルシーアカデミーへ加入したが、2014年にリヴァプールへ移籍した。

マーテル・テイラー=クロスデイル

2016/17シーズンにはユースチームで21得点を記録し、チームの3冠に貢献。

夏にフルハムへ加入すると、先月のカラバオ杯でファーストチームデビューを果たした。

デュジョン・スターリング

チャンピオンシップのウィガンへローン加入中のデュジョン・スターリング。2018/19シーズンにはリーグ1のコヴェントリーで40試合に出場した。

アカデミーで多くのポジションをこなしたスターリングは2016年と2017年のユース杯決勝戦でネットを揺らすなど、3度のユース杯制覇に貢献した。

フィンレイ・サヴィル

サヴィルはフットボールを離れ、エプソム大学でラグビーをプレーしている。

アダム・ライリー

U12でクラブを離れ、直近ではノンリーグのヘンドンでプレーしていた。

イアン・カルロ・ポヴェダ

イングランドU19代表のポヴェダは多くのクラブを渡り歩いている。スペインやロンドンのクラブを経験し、ブレントフォードで活躍した。

しかし、2016年にブレントフォードがアカデミーを終了すると、その後はマンチェスター・シティへ。1月のカラバオ杯、バートン戦でファーストチームデビューを果たしている。

コーチングスタッフ

ジョー・エドワーズは11年間にわたり、この選手たちとともに歩んできた。33歳のエドワーズはトップ画像の撮影当時、U9チームのコーチを務めており、グエヒ、カミング、ジェイムズといった面々とコブハムで同じ時を過ごしている。

ニール・バスとジム・フレイザーもコーチングスタッフに。バスはユース育成部門のトップに、フレイザーはそのアシスタントに就任した。2004年にアカデミープログラムが再編され、バスは多くの大会でチームを成功へと導いている。