両チームとも枠内へのシュートは1本だけという記録を見れば、0-0に終わったのは驚きではないだろう。ここでは、先日のドローから得られた重要なテーマについて見ていこう。

厳しいコンディション

ブルーズは、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)と負傷のために数名の選手を欠いていた。また、霧がグラウンドに立ち込める難しい天候にも見舞われた。

チェルシーの選手層の薄さを象徴するのが、ベンチ入りしたわずか6人(うち2人はGK)の交代要員だ。トーマス・トゥヘル監督も、先制点を狙って投入できるような優秀なストライカーをベンチに置いておきたかったのだろうが、試合を通じて切れ味のなさは明らかだった。

トゥヘル監督も前半は精彩を欠いたと認めており、序盤にウルブスのゴールが取り消されたことを考えると、ビハインドを負わなかったのはラッキーだったかもしれない。しかし、少ない人数でクリーンシートと勝ち点1を獲得できたことは、シーズン終盤に重要な意味を持つだろう。

鼓動

昨日もまた、チアゴ・シウバがチェルシーで圧倒的なパフォーマンスを披露した。

このブラジル人選手は、ピッチ上で123本のパスを試み、そのうち118本を成功させ、また、ピッチ上で5回のクリアを行い、そのうち3回はヘディングでクリアした。

チアゴは、コブハムの若い選手たちに大きな影響を与える存在となっており、おそらく彼とトゥヘルの両者がシーズン開始時に予想していたよりも、数試合多くプレーせざるを得なくなっているのだろう。

2012年以降、クラブレベルでは毎シーズントロフィーを獲得している37歳は、今シーズンもタイトル獲得に挑むには欠かせない存在となるだろう。

手強い相手

チアゴの完璧なディフェンスにより、エドゥアール・メンディのセーブはレアンデル・デンドンケルのヘディングシュート1つだけだったが、同じようなことが、トーマス・トゥヘル率いるチームと同様のシステムを採用しているウルブスにも言える。

イングランド代表のコナー・コーディをロマン・サイスとマックス・キルマンに挟まれたウルブスもまた、コンパクトな布陣でブルーズのシュートをわずか8本に抑え、うち6本はブロックした。

ブルーノ・ラージがプレミアリーグで指揮を執るようになってから、このパターンがずっと続いている。現在、ウルブスは7回のクリーンシートを達成しており、チェルシーより2回少ないだけだ。

その一方で、相手のゴールネットを揺らすのは難しく、わずか13得点にとどまっている。これはこの試合の後半でも明らかで、後半はシュートが一本も打てていない。

ウルブスの試合は現在、1試合平均わずか1.5ゴール、これまでの18試合でわずか27ゴールと、多少の差こそあれリーグで最も低い数字となっている。

シームレスなパフォーマンス

昨日、エンゴロ・カンテが復帰したこともポジティブな材料となった。トゥヘル監督は、カンテが90分間フル出場することは想定していなかったと語ったが、フランス人MFはこれまで以上に印象的なパフォーマンスを披露してくれた。

トゥヘルの指揮下、カンテはこれまで57試合にしか出場していない。クリスマスの慌ただしいスケジュールを前に、ピッチの中央で怪我人やコロナ感染者の欠場に悩まされていたトゥヘルにとって、大黒柱のチームへの復帰は大歓迎だろう。

サウールの台頭

このうち34本のパスは、後半にピッチの中央で交わされたものの3分の1だった。27歳のサウールは、チェルシーのチームで一度しかフル出場を果たしていないが、日曜日の自信に満ちたプレーで、今後の試合に向けてトゥヘルの構想に入っていくだろう。