チェルシーは、スタンフォード・ブリッジで完璧に近いパフォーマンスを披露し、クリスタルパレスに快勝し、2021/22シーズンのプレミアリーグを最高のかたちでスタートさせた。

2020年3月以来の満員となったブリッジに集まったファンを、ブルーズは魅了し続けた。30分後、マルコス・アロンソがトレードマークである左足のフリーキックでゴールを決めた。これはチェルシーがプレミアリーグで決めた50本目の直接フリーキックだった。

さらに、GKがエリア内でボールをこぼし、クリスチャン・プリシッチが至近距離で素早く反応して2点差としたが、この試合一番の見せ場は試合終盤に訪れた。

チェルシーで2試合目の出場となった22歳のDFトレヴォ・チャロバーが、25ヤードの距離からゴール下に低い弾道のシュートを決め、3-0とした。1997年のポール・ヒューズ以来、チェルシーの選手としてプレミアリーグのデビュー戦でゴールを決めた最年少の選手となった。

左サイドからの攻撃

13本のシュートのうち半分はボックス内で放たれたもので、いつものように忍耐強いビルドアップと時折見せる素早い攻撃を織り交ぜながら、相手の守備を崩した。

チェルシーの選手が最も遠くから放ったシュートは、3点目となったチャロバーの素晴らしい低空飛行のシュートだった。

また、ペナルティエリア内で放たれた6本のシュートのうち、4本が左サイドのアロンソとプリシッチによるもので、それぞれ2本ずつ、そして2人ともが得点シートに名を連ねているのも興味深い。

この日のパレスは、プリシッチのドリブルとアロンソのパワフルな突進に終始苦戦を強いられていた。

アロンソが放った3本のシュートは、メイソン・マウントと並んで全選手の中で最も多く、2本のキーパスを上回った選手もいなかった(マテオ・コヴァチッチと同数)。

エンゴロ不在でも問題なし

土曜日のメンバーには、週半ばにベルファストで行われたUEFAスーパーカップで負傷したエンゴロ・カンテが欠場していた。

しかし、ジョルジーニョとマテオ・コヴァチッチは、カンテ不在時にその能力を十分に発揮できることを証明した。

ジョルジーニョは中盤の守備面をしっかりカバーしていた。チェルシーでジョルジーニョの5回のタックルを上回ったのはセサル・アスピリクエタだけで、2回のインターセプトはアンドレアス・クリステンセンに次いで2番目だった。

一方でスペースを突いていたのがコヴァチッチだった。先に述べたキーパスの多さに加えて、中盤からチャンスがあれば前に出て、誰よりも多くのドリブルを成功させた(3回)。また、パスの精度は97.4%とピッチ上で最も高い数値を記録した。

かけ続けたプレッシャー

しかし、本当の意味で勝利の鍵となったのは、ピッチの高い位置でクリスタルパレスにプレッシャーをかけ、90分間でわずか1本のシュートしか打たせなかったことだろう。

チェルシーの選手による34回のタックルと11回のインターセプト(いずれもパレスよりも明らかに高い数字)がすべてペナルティエリア外で行われ、そのうちピッチの半分に入っていたのは12回だけだったことからも、相手にプレッシャーをかけ、危険なポジションに入る前にボールを奪い返そうという意図が伝わってくる。

いつものように、メイソン・マウントがハイプレスを先導する重要な役割を果たした。前線は3人でプレーしたにもかかわらず、クリスタルパレスの選手よりも多くのタックルを行い、ブルーズではアスピリクエタとジョルジーニョに次いで多かった。