マルセロ・ビエルサ率いるリーズ・ユナイテッドとの試合は、いつも興味深い戦術的な戦いになるが、今回も例外ではなかった。ここでは、3-2でブルーズが勝利した今試合をを、グラフィックと統計データを使って見ていこう。

ブルーズは後方から組み立て逆転することに成功したが、後半終盤にまたもやゴールを奪われ、タイトル争いに向けて暗雲が立ち込めるかと思われた。しかし、最後の最後で、ジョルジーニョがこの日2本目となるPKを冷静に決め、10月23日以来となるスタンフォードブリッジでのリーグ戦の勝利を手にした。

マンツーマン

上の平均ポジションマップが示すように、ラフィーニャとダニエル・ジェームズは、ジョルジーニョのプレーを阻止するために、常に中盤の底に下がっていた。さらにタイラー・ロバーツも加わって、リーズが中盤に選手を密集させたため、チェルシーはサイドから攻撃を展開することを余儀なくされた。

そこからビエルサは、ジェイミー・シャクルトンにマルコス・アロンソをマークするよう指示し、逆サイドではジャック・ハリソンがジュニオル・フィルポをカバーし、リース・ジェイムズに対応できるようにした。シャクルトンは、右サイドバックのスチュアート・ダラスよりも深い位置にいた。

ピッチ中央に流れ込むプレー

このような状況に対処するため、アロンソとジェイムズは定期的にピッチの中央に移動し、そこから試合をコントロールしようとした。下の平均ポジションを見ればわかるように、ジェイムズは特に中心的な役割を果たし、3回のキーパスはこの試合で最高の数字だった。また、2回のドリブルを成功させ、アロンソは誰よりも多い4回のインターセプトを行った。

一方、アロンソはリーズの先制点となったPKを与えてしまったことの償いとして、ダラスからボールを奪い、同点に追いつく動きを見せた。シャクルトンがボールより前にいたため、ティモ・ヴェルナーがアロンソのスペースを見つけて走り込み、低いクロスをマウントが巧みに決めた。

チェルシーは16本シュートを放ったが、そのうち6本は枠内で、10本はエリア内からだった。リーズは12本のシュートを放ったが、そのうち5本はラフィーニャのものだった。

ブリッジでの血と雷

満員のスタンフォードブリッジで行われた2004年5月以来となる旧知のライバル同士の対決は、終始、激しいペースで試合が進み、双方が主導権を握る展開となった。

ポゼッションを失った回数は55回(うち32回はチェルシー)、ファウル数は両チーム合わせて24回、そのうち15回はリーズ側のもので、マテウシュ・クリヒのリュディガーへのファウルも含まれる。

24回あった空中戦のうち、チェルシーが16回制し、特にカイ・ハフェルツは5回の空中戦のうち4回制した。

終盤のドラマ

この試合でもゴールを決めたマウント。彼は今シーズンのリーグ戦ですでに10ゴール(6ゴール4アシスト)に直接関与していることになる。プレミアリーグでこの数字を宇和待っているのはモモ・サラー(22)とエマヌエル・デニス(12)のみ。ここ数週間、マウントが最高の状態に戻っていることは間違いない。

ジョルジーニョのPKは、いずれもリュディガーへのファウルの後に決められたもので、リュディガーはプレミアリーグの試合で2回のPKを獲得した唯一のチェルシー選手となった。もう一人は、2010年4月のアストンヴィラ戦で大勝したときのユーリ・ジルコフだった。

その前のシーズンでは、ストーク戦でフローラン・マルダが93分36秒に勝利のゴールを決めている。昨日のジョルジーニョの勝利は、それ以来の最も遅いゴールで、93分11秒だった。このゴールにより、ホームでのリーズ戦は史上初の5連勝となった。