トーマス・トゥヘルにとって2戦目となったバーンリーとの試合をデータから見ると、全ての面でゲームを支配したチェルシーが当然のごとく勝ち点3を獲得した。
チェルシーのポゼッションが71%、枠内へのシュートが19本(バーンリーはアディショナルタイムでの1本のみ)という数字を見れば、この試合がどれだけ一方的だったかわかる。
予想外だが歓迎すべき得点源
トゥヘル時代の最初の2ゴールが、セサル・アスピリクエタとマルコス・アロンソのものであると予想した人は殆どいないだろう。
2人のスペイン人は各々前後半に1本ずつ枠内にシュートを打った。勝ち点3とクリーンシートという結果は、チームにとって完璧な日となった。
キャプテンのアスピリクエタはボールタッチ数こそ106回だが、前半終了5分前にカラム・ハドソン=オドイをサポートするために守備から長距離走り、右足でファーサイドにゴールを決めた。
興味深いことに、アスピリクエタが得点した試合でチェルシーは5勝4分けと負けがない。
一方アロンソは試合終了7分前に豪快なボレーシュートをゴール上隅に決めた。
彼にとって9月以来の試合出場となったが、ブランクを感じさせることはなくパス成功率は86.5%、トゥヘルが語った通り空中戦でも強さを見せた。
ウィングバックとして輝いたカラム
トゥヘル監督就任以来、一番の注目点は右ウィングバックとして起用されているハドソン=オドイだろう。
イングランド代表のハドソン=オドイはバーンリー戦でもこのポジションで素晴らしいプレーを見せ、常に相手にとっての脅威となり、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
ハドソン=オドイのキーパスは4本、シュートは2本、パス48本のうち成功率は77%となった。
バーンリー戦ではゴールこそなかったものの、右サイドで強いインパクトを残し出場した8試合で5ゴールに直接関与した(3ゴール2アシスト)。
安定した守備
トゥヘルは広く構える3バックを採用し、この2試合右にアスピリクエタ、中央にチアゴ・シウバ、そして左にリュディガーと選手を入れ替えなかった。
チアゴ・シウバはPSG時代トゥヘルにとってカギとなる存在だったが、バーンリー戦でもタックル2回、インターセプト4回、クリアー6回と圧巻のプレーを見せた。
トゥヘルは広く構える3バックを採用し、この2試合右にアスピリクエタ、中央にチアゴ・シウバ、そして左にリュディガーと選手を入れ替えなかった。
チアゴ・シウバはPSG時代トゥヘルにとってカギとなる存在だったが、バーンリー戦でもタックル2回、インターセプト4回、クリアー6回と圧巻のプレーを見せた。