チェルシーが今季初の敗戦を喫した原因を、試合の統計データと要点を示したグラフィックで検証していこう。

土曜日に行われたマンチェスター・シティ戦で、チェルシーはトーマス・トゥヘル監督が就任して以来、初めて一本も枠内にシュートを打つことができなかった。これはロメル・ルカクに効果的にボールを集めることができず、攻撃のチャンスをつくれなかったことを示している。

トゥヘル監督は、前週末のトッテナム戦で成功を収めた3-5-2の布陣を選択し、ティモ・ヴェルナー(スパーズ戦では途中出場)はシティ戦ではスタメン出場した。しかし、試合後、トゥヘルはボールを持つ味方へのサポートや信念の欠如、そして敵陣で何かを起こすチャンスがあったときにチームの他のメンバーとの連携が取れなかったことを嘆いた。

チェルシーのスターティングメンバーの平均的なポジションを見ると、ルカクとヴェルナーだけがシティ陣内にいる時間が長く、彼ら2人と中盤の間に大きなギャップがあることがわかる。一方、シティは7選手が自陣よりもチェルシー陣内にいる時間が長い。

ルカクの21回のタッチは、この試合に先発した選手の中で最も少なく、ヴェルナーの29回は2番目に少なかった。

ライン間の問題

多くのマンチェスター・シティの選手が高い位置でプレーしたのは、彼らがオフ・ザ・ボール時にハイプレスをかけるからであり、トゥヘルの分析によれば、昨シーズン後半に対戦して3連勝したときと比べて、今回はチェルシーの選手たちがシティのチェックから逃れることができなかったという。

昨日はチャンピオンズリーグ決勝戦(40%)と同等のポゼッション(41%)となった。しかし、5月には枠内へ2本のシュートを放ち、全体では8本だったのに対し、ブリッジではネットを揺らすことはなく、5本のシュートが枠外だった。

シティはジョルジーニョから3回、マルコス・アロンソとエンゴロ・カンテから2回ボールを奪取した。一方、ブルーズはジャック・グリーリッシュから2回ボールを奪ったのが最多記録だった。

83%のパス成功率は、プレミアリーグホームでのアストンヴィラ戦と同じだったが、10人で1-1に引き分けたリヴァプールより11ポイント高かった。

アロンソはフリーキックを含め、ヴェルナーと並んで2本のシュートを放ち、ペップ・グアルディオラのケヴィン・デ・ブラウネの4本とは対照的に、ブルーズで最も多くのシュートを放った選手となった。

後半追い上げたブルーズ

後半は相手に決勝点を奪われたが、前半と比較してブルーズのパフォーマンスが向上したのは明らかだった。

前半のポゼッション率は34%と低く、パス本数はマンチェスター・シティが347本だったのに対し、チェルシーは183本だった。後半はチェルシーが230本、相手が251本で、ポゼッションは後半全体で48%にまで上昇した。

競り合いでは、前半はシティが4回多く制したのに対し、後半はブルーズが8回多かった。

トゥヘルが先制される前にチームのパフォーマンスで満足していたのは、ディフェンスの部分だけだった。

マンチェスター・シティが優勢であったにもかかわらず、エドゥアール・メンディのセーブは2回だけだった。これはリヴァプールやアストンヴィラとの対戦よりも4つ少ない数だった。

ディフェンスに当たりコースが変わって決められた得点は、今シーズンのプレミアリーグでオープンプレーで被った初めてのゴールとなった。

60分しかピッチに立っていないにもかかわらず、チアゴ・シウバはタックル数でチェルシートップとなった。また、インターセプトはトニ・リュディガーが3回でトップ、クリア数はアスピとアンドレアス・クリステンセンが4回と最も多かった。

相手の中盤が3人だったことで、これまでのシーズンでトレードマークとなっていたリュディガーの攻撃参加が制限されたかもしれないが、それでも彼は2本のキーパスを出した。これはチェルシーの選手の中で最も多い数だった。

後半15分に出場したルベン・ロフタス=チークは、2回のドリブルを成功させたが、これはチェルシーではこの試合全体でトップとなったマテオ・コヴァチッチの5回に次ぐ数字となった。

マンチェスター・シティが1955年1月以来となるチェルシーとのアウェー戦での連勝を達成したことで、トゥヘル体制初のホームでのプレミアリーグ4連勝達成はお預けとなった。