チェルシーは、水曜日の夜、アブダビでアジア王者のアル・ヒラルに1-0で勝利し、世界の王者の座に一歩近づいた。この試合の主なデータとトピックについて詳しく見ていこう。

ロメル・ルカクの直感的な至近距離でのゴールは、チャンピオンズリーグ優勝チームとサウジアラビアの対戦相手との差を表すことになった。

しかし、このベルギー人選手が決めたゴールは、準決勝の全体像のほんの一部に過ぎない。前半を支配したブルーズは、30分過ぎにようやく均衡を破り、アル・ヒラルの抵抗力を削ぎ、快勝への道を開いたように思われた。

しかし、後半はアジア王者の反撃に遭い、ケパ・アリサバラガが素晴らしいセーブを見せ、今シーズン7度目のクリーンシートを達成し、1点を守り切って土曜日の決勝でコパ・リベルタドーレス優勝チーム、パルメイラスと対戦することになったのだ。

流れが変わった後半

ムハンマド・ビン・ザイード・スタジアムでの試合は、前後半の間に明らかなコントラストがあり、前半はチェルシー、後半はアル・ヒラルが優勢に進めたが、それはデータにも表れている。

チェルシーの15本のシュートのうち3分の2、枠内への5本のシュートのうち3本、18本のクロスのうち11本がハーフタイム前のものであり、ポゼッション率も前半の62パーセントから後半には45パーセントに低下している。

これは、ブルーズが先制し、アル・ヒラルが同点ゴールを狙って前進せざるを得なかったというプレー状況にもよるが、リードを広げるために攻撃するのではなく、1点差を守るためにさらに守備ラインを下げるというのは、おそらく多くの人が予想していたことではないだろう。

唯一の例外は、後半カイ・ハフェルツが放った巧みなシュートがポストの外側をかすめたシーンだった。そのシュートが決まっていれば、決勝進出はほぼ確実になり、議論の方向性も少なからず変わっていたに違いない。

デュエルの応酬

試合後、アシスタントコーチのジョルト・ルーヴが語ったように、後半に流れが変わったのは、空中戦と地上戦の両方でアル・ヒラルが優位に立ったからだ。

前半は46対26でブルーズがリードしていたが、後半は32対35でサウジアラビアに逆転された。

その中でも、モハメド・カンノの強烈な一撃は、素早く反応したケパの見事なセーブにより、ゴールとはならなかった。

試合終了時、アル・ヒラルはタックル数でチェルシーを6回、パス数は69回上回っていた。

試合をコントロールしたコヴァチッチ

ジョルジーニョに代わってエンゴロ・カンテが入り中盤のパートナーが入れ替わったが、マテオ・コヴァチッチは終始、フィールドの中央でプレーの主導権を握る重要な役割を果たした。

コヴァチッチは、空中戦に2回勝利し、2本のキーパスを出し、2回のドリブル突破を成功させ、チェルシーで最も多くのタッチ数(84回)とパス本数(61本)を記録した。

27歳のクロアチア人は、オールラウンドな活躍によりFIFAからマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、今週末のブラジル・パルメイラスとの対戦では、自身3度目のクラブワールドカップ制覇を目指すことになる。

完璧なサイド攻撃

コヴァチッチが中盤に落ち着きとコントロールをもたらした一方で、ハキム・ツィエクの右サイドの運動量と創意工夫は、常にブルーズの攻撃を支えた。

シュート数(4本)、チャンス数(3回)はチェルシーのどの選手よりも多く、タックル数(3回)も最多、ツィエクがいかに創造性と破壊力の両方を兼ね備えた選手であることがうかがえる。

守備面での貢献は、アル・ヒラルの反撃を食い止めるために特に重要だった。彼自身、ゴールを狙えるチャンスがあったが、シュートはクロスバーを越え、もう1本のシュートはサウジアラビアのGKアブドッラー・アル=マアユーフに阻まれた。

全体的にチームのプレーは若干精彩を欠いたといえるかもしれないが、トーナメント、特に準決勝では勝つことが最も重要であり、実際チェルシーはクラブ史上唯一未獲得のトロフィーを手に入れるために、土曜日の決勝戦に挑むことになる。