昨日のアーセナル戦、チェルシーは後半プレーの質を上げたが、時すでに遅く敗北を喫した。
ガナーズの猛攻
前半両チームとも7本のシュートを放ったが、アーセナルはそのうち5本がエリア内、ブルーズは2本となった。アーセナルは2つのビッグチャンスをつくり、2ゴールを決めた。
前半のアーセナル攻撃陣4人のポゼッションは13.6%で全体(47%)の3分の1に近く、彼らの攻撃力を示す数字となった。
逆にチェルシーの攻撃陣3人の前半のポゼッションは8.2%、後半は13.1%と向上した。
復調した後半
後半はポゼッション(70 vs 53)シュート数(12 vs 7)、枠内へのシュート数(3 vs 0)、エリア内でのシュート数(9vs 2)すべてが前半の数字を上回った。
CKも2倍、パス成功数(292 vs 214)とパス成功率(88 vs 80)となった。
センタリングは27回で前半(7回)のほぼ4倍となった。
しかし、85分にタミー・エイブラハムがゴールを決めるまで、チャンスらしいチャンスは訪れなかった。そのゴールの場面が試合全体で初めての枠内へのシュートだった。更に2回枠内へのシュートがあったが、そのうちの一つはジョルジーニョが失敗したPKである。
全体で見ると、タックル成功はアーセナルが16回に対しブルーズは10回で、マルティネッリ、サカ、途中出場のペペ、ウィロックが合わせて8回成功したことからも、前線からのプレッシャーがうまくいっていたことがわかる。
流れを変えたハドソン=オドイ
後半開始から入ったカラム・ハドソン=オドイは、ニューカッスル戦以来の出場となったが、おそらくブルーズの中で最も動きの良かったフォワードだった。
ハドソン=オドイはドリブルで4回中2回成功、エイブラハムのリーグ・カップ戦合わせて8点目となるゴールのアシストを含み、6回のクロスを上げた。
これはハドソン=オドイが出した2本のキーパスのうちの一つで、パス成功率は93%だった。