スコアレスドローに終わった西ヨークシャーで行われたリーズ戦をデータを使って振り返ってみよう。

両キーパーの好プレー

チェルシーとリーズはエランド・ロードにて合わせて22回のチャンスを作ったが、エドゥアール・メンディとイラン・メリエの両キーパーが好セーブを見せ失点を抑えた。

両キーパーともセーブ数は2回で、カイ・ハフェルツのシュートはこの試合トップの4本となったが、前半のタイラー・ロバーツのシュートを指先ではじきバーに当たったシーンやその後ラフィーニャのシュートをセーブするなどメンディの活躍の方が目立ったといえるだろう。

メンディのチェルシーでの初シーズンにおける躍進は留まることを知らず、それはデータにも表れている。31試合中クリーンシートは19試合となり、シーズン全体の失点(18)よりも多くなっている。

トゥヘルがチェルシーの監督に就任して以来、12試合で失点は2試合のみ(シェフィールド、サウサンプトン)で、クリーンシートは10試合となった。

ピッチ全体で存在感を示したカンテ

中盤でプレーしたエンゴロ・カンテはピッチ全体を駆け巡り、走行距離は試合トップの11.3㎞、タックル数は3回、クリアー4回、そしてインターセプトも3回となった。

無失点に抑えたディフェンス陣とGKは今回も称賛に値するが、守備において数的有利に立ったのはエンゴロ・カンテの高い運動量のおかげもあるだろう。

守備だけでなく攻撃でもチームに貢献したカンテ。ボールタッチ数は107回、パス数は69回、ドリブル突破は5回、チャンスを作った数もハキム・ツィエクと並び3回となった。

トゥヘルの采配によりチャンスを作ったプリシッチ

トゥヘルはエヴァートン戦からスタメン6人を入れ替え、この連戦の中できるだけ多くの選手を起用する意思を示した。

トゥヘル就任後の初戦となった1月末のウルブス戦からチェルシーは合計でリーグトップとなる39人の選手を入れ替えた。

戦術面で最も意外だったのはプリシッチをドルトムント時代のように右ウィングで起用したことだ。チームで最も高い位置でプレーしたプリシッチは右サイドで自由にプレーし、相手の左SBエズジャン・アリオスキを苦しめた。

枠内へのシュート数でプリシッチを上回ったのはハフェルツのみで、パス成功率は88%と試合トップとなった。相手GKメリエの活躍もあり、チェルシーはここ4試合で2度目となる無得点となった。

その他のデータ

シュート数はチェルシーが15本でリーズが7本。チェルシーはそのうち8本が枠内、5本がブロックされ、2本が枠外となった。一方のリーズは4本が枠内でトゥヘルのチェルシーに対して最多となった。

ポゼッションの上位トップはカンテ(8%)、クリステンセン(7.3%)、そしてセサル・アスピリクエタ(6.7%)となった。

アスピリクエタは空中戦で3回競り勝ち、リュディガーとマウントが2回ずつ制した。アスピリクエタとリュディガーのクリアー数は合わせて11回。タックル数でトップに立ったのは4回のチルウェルで、インターセプト数でも5回でチームトップとなった。

12試合連続無敗となったトゥヘルはチェルシーにおいて歴代トップに並んだ。