チェルシーにとって忘れられないボクシング・デーとなった。トーマス・トゥヘル率いるチェルシーは、相手に先制されながらも、ヴィラ・パークでアストンヴィラを3-1で破り、完全にプロとしての仕事を果たした。この試合のデータと主要ポイントを詳しく見てみよう。
リース・ジェイムズのオウンゴールでビハインドを負ったものの、ブルーズは辛抱強くスティーブン・ジェラード率いるヴィラを攻め、ジョルジーニョの2本のPKとロメル・ルカクのヘディングシュートにより、勝ち点3をロンドンに持ち帰ることに成功した。
この試合の主役はロメル・ルカクで間違いないだろう。また、終始ヴィランズを苦しめたカラム・ハドソン=オドイにも特別な賛辞が送られるべきだろう。
水曜日のスタンフォードブリッジでのブライトン戦に向け、チェルシーはようやく待ち望まれた勝利を手にすることができた。
ロムの得意とする狩場
ルカクがアストンヴィラと対戦するとき、彼がゴール決めることはよくあることだ。
ハーフタイムに交代でピッチに立ったルカクは、わずか11分で、ファーサイドの隅にヘディングシュートを決め、逆転することに成功したのだ。
ルカクは現在、プレミアリーグでヴィラ相手に10試合9ゴールという驚異的な数字を叩き出している。
彼にとって、欧州5大リーグでヴィラよりもゴールを決めているチームはない。
18回のタッチしかしていないにもかかわらず、ロムが得点し、PKを獲得したというのは、悪くないカムバックではないだろうか!
カラムも復調!
トゥヘルは試合前、コロナから復帰したばかりのカラム・ハドソン=オドイが90分間プレーできる可能性は低いと語っていた。
トゥヘルは試合前、コロナから復帰したばかりのカラム・ハドソン=オドイが90分間プレーできる可能性は低いと語っていた。
しかし、ドイツ人監督によれば、ハドソン=オドイはトレーニングで「フレッシュに見えた」ため先発出場し、ヴィラ・パークでもキレのある動きを見せ90分間フル出場を果たした。
前半には、マティ・キャッシュに倒されPKを獲得、後半はルカクのヘディングにつなげる見事なクロス、また、ルカクがPKを獲得した場面でもスルーパスを供給した。
ペナルティーの喜び
ヴィラ・パークでブルーズは2つのPKを獲得し、ジョルジーニョがその両方を冷静に決めた。
まず、ハドソン=オドイがキャッシュに倒され、次にルカクがロスタイムに倒されPKをゲットした。
トゥヘルがチェルシーを率いて最初の試合を行った1月以降、チェルシーはプレミアリーグで最も多くのPKを決めており(11本)、ジョルジーニョはそのうちの9本を自ら決め、この期間では我々以外のどのクラブよりも多くPKを決めている。
冷静なジョルジ
ジョルジーニョといえば、大きなプレッシャーのかかる瞬間に氷のような力を発揮する選手として定評がある。
彼は、同点ゴール、さらにロスタイムにもPK成功と、2度にわたってエミ・マルティネスを破り、チームは3-1で勝利を収めた。
ジョルジーニョの12ヤードからの記録は素晴らしく、2021年のプレミアリーグでは9つのPKを成功させている。
これは1994年のマット・ル・ティシエ、2014年のスティーブン・ジェラードと並んで、大会史上1年間における最多記録となる。
この2ゴールだけでなく、ジョルジーニョは62本のパスのうち89%を成功させ、重要なタックルを1回記録しており、力強いプレーを見せた。