土曜日にスタンフォードブリッジで行われたFAカップ3回戦では、番狂わせはなかった。ブルーズがナショナルリーグのチェスターフィールドを相手にプロフェッショナルな仕事に徹したのだ。

ティモ・ヴェルナー、カラム・ハドソン=オドイ、ロメル・ルカク、アンドレアス・クリステンセン、ハキム・ツィエクがゴールを決め、チェルシーは5-1の圧勝でノン・リーグの相手を撃破し、4回戦への進出を決めた。

トーマス・トゥヘル監督は多くの主力をスタメン起用することで、下部リーグの訪問者、そして大会自体に敬意を示した。ここでは、この試合のデータや話題について振り返ってみよう。

プロの仕事

トゥヘルは試合前の記者会見で「サッカーに簡単な試合はない」と述べ、チェスターフィールドとクラブサッカー界最古のカップ戦に敬意を払うと語った。

その言葉を裏付けるように、トゥヘルは非常に強力な先発メンバーを揃えた。プロ未経験はルイス・ホールだけで、彼と共にブルーズデビューとなったのがGKマーカス・ベッティネッリだった。

ブルーズは試合を完全に支配し、80%のポゼッションを楽しみ、スパイアレイツのGKスコット・ローチに24本もの大量のシュートを浴びせた。

そのうち11本が枠内で、5本がゴールネットを揺らし、次ラウンドへの進出を無事決めた。

容赦ない攻撃

興味深いのは、チェルシーがチェスターフィールドのゴールにただ迫っただけでなく、チャンスはチーム全体がピッチのあらゆる場所から生み出していたことだった。

前半に4人、計5人が得点者となった。ヴェルナーのクロスをカイ・ハフェルツがゴールに押し込んで6人になりかけたが、前者のポジションがオフサイドと判定され、ゴールは白紙に戻されることになった。

FAカップの試合で5得点したのは、2016年2月のマンチェスター・シティ戦以来で、この試合でも5人が得点者として記録されている。

歴史を刻んだホール

ルイス・ホールはトゥヘルからチェルシーデビューを言い渡された。しかし、17歳の彼は堂々としたプレースタイルで、年上のスター選手たちが並ぶ中で場違いな存在には見えなかった。

左サイドの万能選手であるホールは、この試合で左センターバックに抜擢され、クリステンセン、マラング・サールとともにディフェンスラインの一角を形成した。

しかし、彼のボールに対する落ち着きと攻撃的な意図は、特にルカクのゴールへのアシストなど、目を引くものがあった。

わずか17歳122日のホールは、チェルシーでFAカップの試合に出場した最年少の選手となった。これは、この記録のこれまでの保持者であるイーサン・アンパドゥが、2018年の同ステージのノリッチ戦に出場したときよりも3日若い記録である。

FAカップでより早くデビューしたチェルシーの他の3選手、マイケル・ウッズ(16歳275日、2007年対マックルズフィールド)、ハドソン=オドイ(17歳82日、2018年対ニューカッスル)、レイ・ウィルキンス(17歳113日、1974年対QPR)は、いずれも交代要員として出場している。

待つことの意義

この試合では、ルイス・ベイカーが後半に交代出場し、チェルシーでの初出場から8年以上経っての2度目の出場を果たした。このMFはその間、ずっとチェルシーと契約していた。

コブハムの生え抜き選手であるクリステンセンに代わり、右のセンターバックとして出場したベイカー。このポジションは、プレシーズンやPL2の試合でもプレーしたことがあり、彼にとって不慣れなものではない。

この試合は、2014年のFAカップ3回戦のダービー・カウンティ戦以来、8年と3日ぶりの出場となった。

良い兆し?

FAカップ決勝で2連敗を喫したブルーズにとって、3度目の正直となるのだろうか。

まだFAカップも序盤のため、チェルシー陣営の中で4回戦進出に浮かれている者は誰もいないだろうが、ハーフタイムに4点以上リードして試合を進めたのは、2018年2月のハル・シティ戦(これもFAカップ)が最後となる。

そのシーズンの後半には、決勝でマンチェスター・ユナイテッドを相手にエデン・アザールがゴールを決めてFAカップ優勝を果たした。今シーズンは、その時の再来となるだろうか?