オールドトラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分けた試合をデータや主なトピックから振り返ってみよう。

トーマス・トゥヘル監督率いるチームは、アウェーでの試合の大半を支配し、赤い悪魔の本拠地で多くのチャンスを作り出した。

しかし、マルコス・アロンソの見事なボレーシュートで先制したものの、クリスティアーノ・ロナウドのリーグ戦対チェルシー初ゴールにより、プレーでの優位性を試合結果に反映することはできなかった。

このカードがプレミアリーグ史上最も引き分けの多い対戦であり、この試合が両チーム間の25回目の引き分けであることを考えると、1-1という最終スコアは驚くことではないだろう。

2つのチームの物語

ユナイテッドの低い守備ブロックとコンパクトな布陣とは対照的に、ブルーズは広々としたオールドトラフォードのピッチの幅をフルに活用し、オープンにプレーした。ウイングバックのリース・ジェイムズとマルコス・アロンソが高い位置からワイドに展開することで選手間の距離を引き伸ばし、敵にカバーリングを強要したチェルシーが正攻法を提示した。

ジェイムズの記録した10本のクロスのうちの1本にカイ・ハフェルツが反応し、浮き上がったボールをアロンソが完璧な位置でボレーシュートを決めた。

この致命的な一撃の前、チェルシーの攻撃陣は正確さ、落ち着き、冷酷さを欠き、ファイナルサードで苛立ちを隠せなかった。

ハフェルツは何度かチャンスを逃し、ジェイムズの後半のシュートはポストの外側を叩いた。この夜、ユナイテッドの6本に対し、チェルシーのシュートは21本あったが、そのうち枠内へは1/3以下だった。

リースのインパクト

ジェイムズは週末のウェストハム戦は欠場したが、この試合先発メンバーに戻り、それまでの3試合で9失点と自信を失っていたユナイテッドのディフェンスにダメージを与えるために再びウイングバックで起用された。

ジェイムズの攻撃参加は常に相手チームにとっての脅威であり、全体のボールタッチ、クロス、敵陣でのボールタッチ、ドリブル突破、タックルなど、ほとんどの攻撃面の指標で試合トップとなった。また、攻撃の40%、シュートの29%が右サイドからのものであったこともいかに彼の影響力が強かったかを示している。

90分を通してのエネルギー、激しさ、熱意、そしてクラスとクオリティの高さは、彼がフィールド上の傑出したプレーヤーであることを確信させるものであった。しかし残念なことに、彼が左足で放ったカーブのかかったシュートはダビド・デ・ヘアを超えファーポストの外側をかすめるなど、そのパフォーマンスには最後の仕上げが足りなかった。

とはいえ、これだけ長い間欠場していたジェイムズの復帰はトゥヘル監督にとっても喜ばしいことであり、ブルーズのボスは試合後、真冬の2ヶ月間彼が欠場していなければ、チェルシーのタイトル争いはもう少し長く続いたかもしれないとコメントしている。

試合のコントロール

中盤の中央では、エンゴロ・カンテとジョルジーニョのコンビがゲームをコントロールした。ジョルジーニョは、テンポとポゼッションの流れを決定するのに最適な存在で、1人で8パーセントのポゼッションを記録し、76本のパスを成功させ、いずれもこの試合最高の数字となった。

重要なのは、チェルシーが試合の大部分を優位に進める中、マンUのカウンターアタックを防ぐために彼が4つのタックルと3つのインターセプトを成功させ、ディフェンスの盾となったことである。

ジョルジーニョが穴を塞いだことで、カンテは前方を自由に動き回ることができるようになり、前半にハフェルツに絶好のチャンスを与えたのも(中盤のパートナーによって自由にされた)彼の完璧なパスたったが、シュートはGKデ・ヘアを直撃してしまったのだ。

悔しさをバネに

残念なことに、ブルーズは「もしああだったら・・・」という後悔を胸に首都に戻ることになった。アウェーにおいてリーグ2位の得点力を誇るチームとしては珍しく、失策が仇となりアウェーでの連勝はストップしてしまった。

この試合のゴール期待値マップが示すように、18ヤードボックス内とその周辺でのチャンスは多岐にわたり、チェルシーは相手のほぼ5倍チャンスを作ったが、デ・ヘア、ポスト、ラインの乱れが重なり、わずか1得点にとどまった。

とはいえ、この勝ち点1によって、ユナイテッドがリーグ戦で我々より上位に入ることはなくなり、5試合を残して3位という順位をより強固にした。また、現段階で2017年に最後にタイトルを獲得して以来、どの時期よりも首位に近づいている。