チェルシーは、ウルブス相手に試合終盤に追いつかれ2-2で引き分けた。ロメル・ルカクとクリスチャン・プリシッチがスタメン復帰を果たしたにもかかわらず、この日の試合を勝利で飾ることができなかったのは、特に不運としか言いようがない。

過去2回のウルブス戦は無得点に終わっており、今回スタンフォードブリッジでハーフタイムを0-0で折り返したときもそうなるかと思われた。

しかし、後半に入ってルカクがPKを獲得し、それを決めて先制すると、プリシッチのアシストからロメルが2点目を決めてリードを広げた。

しかし、その後ウルブスに2度の反撃を許し、最終的にはアディショナルタイム7分に同点弾を決められてしまった。

勢いを取り戻した後半

この引き分けという結果にもかかわらず、ティモ・ヴェルナーと共に3トップを務めたルカクとプリシッチは高いパフォーマンスを発揮した。

彼らのプレーぶりは彼らがどれだけ忍耐強くチャンスを待たなければならなかったかを考えると、さらに印象的だった。ルカクは2月以来2度目の先発出場、プリシッチは3月上旬のバーンリー戦(4-0)で得点したのが最後だった。

この2人は、失われた時間を取り戻そうと活発にプレーし、チーム19本のシュートのうち最多となる4本ずつを記録した。また、ルカクは6本のシュートのうち半分を枠内に放ち、シュート4本、枠内3本、ゴール2点という素晴らしい比率を示した。一方のプリシッチは4本のシュートのうち2本をディフェンダーに阻まれた。

ルカクとヴェルナーの2トップをサポートするため、プリシッチは最近のメイソン・マウントのようにピッチのより中央でプレーした。

このアメリカ人選手は、ウルブスのディフェンスと中盤の間にあるスペースを探し出し、ダイレクトパスとボールを運ぶ能力の組み合わせで相手を苦しめようとしたのである。彼の6回のドリブルはピッチ上の誰よりも多く、ブルースでは2位以下より2倍も多い。

プリシッチがいかに攻撃の中心となったかを示すように、彼の41本のパスはルカクとヴェルナーの合計を大きく上回り、この数字に並ぶのはウルブスの選手(49本のジョアン・モウティーニョ)一人しかいない。

彼の4本のキーパスもこの試合トップで、量だけでなく質の高さも示した。そして彼に次ぐのがルカクの3本だった。もちろん、プリシッチのキーパスには危険なエリア内でボールを奪い、素早くルカクにパスを通した2点目のゴールのアシストも含まれている。このアシストを受けたルカクは、相手を先取るかたちで早いタイミングでシュートを右隅に決めた。トーマス・トゥヘルがキックオフ前にチームにハイテンポでプレーするよう求めた理由が集約されていた。

ピッチの高い位置でボールを奪ったプリシッチは、執拗にボールを追いかけ、この傾向の一端を担った。印象的だったのは、彼が試みた5回のタックルが全選手の中で最も多く、アントニオ・リュディガー(4回)だけが彼の3回より多く成功したことだった。

最後の最後に追いつかれたブルーズ

トゥヘル監督はこの2-2の引き分けの後、自分たちの決定力のせいで勝利を逃したと思っていると語ったが、リードした後に2度失点しているのだから、それも一理あるように思える。ディフェンスラインを下げスペースを塞ぎ、カウンターで素早く前に出るという相手のやり方は、彼らが速攻で4本のシュートを放ったことからもわかるように、チェルシーに問題をもたらした。

チェルシーの方がシュート数(19対14)、枠内へのシュート数も多い(6対4)にもかかわらず、ウルブスはブルーズが攻撃時に前のめりになった時にカウンターでスペースと大勢の攻撃参加を利用する戦術により、試合は引き分けに終わったもののゴール期待値でチェルシーを少しだけ上回った。

チアゴ・シウバは、またもや素晴らしいパフォーマンスを披露し、2失点は非情な仕打ちだったといえるだろう。シウバは、チェルシーで最も多くの空中戦に勝ち(5回)、最も多くのインターセプトをした(4回)だけでなく、最も多くのクリア(5回)とブロック(2回)を記録したのだ。さらに、ルカクとプリシッチに次ぐ3回のシュートも放っている。