日曜日に行われたプレミアリーグで再びトッテナム・ホットスパーを迎え撃ったブルーズ。データを見ると、チェルシーがいかにスペースを開くことができたかがわかる。

勝ち点3と同様に歓迎すべきは、スタンフォードブリッジでのチェルシーのチーム全体の素晴らしいパフォーマンスと、最初から最後まで試合をコントロールし続けたことだろう。

ハキム・ツィエクの見事な左足でのロングシュートがゴール隅に決まり、チアゴ・シウバのヘディングシュートで追加点を挙げたチェルシーは2-0の勝利を収め、1月に行われたカラバオカップ準決勝の2戦に続き、この1ヶ月弱でスパーズ相手に3回目の勝利を収めた。

両ウイングの存在感

トーマス・トゥヘルは、カラム・ハドソン=オドイとハキム・ツィエクの2人のウイングを起用し、1対1に強く、相手を抜き去り敵陣でスペースを作ることができる選手を起用し、これが見事に成功した。

前節のブライトン戦でも先制点を挙げたモロッコ人のツィエクが、ブリッジでリーグ戦初ゴールを決めたシーンは、この2人がいかにスパーズのスペースを突いたかがよくわかる。

ハドソン=オドイが左サイドを力強く走り、トッテナムを追い込むと、彼はエリア手前からツィエクにボールを渡し、22番がゴール隅に絶妙のシュートを決めた。

ツィエクは素晴らしいプレーを見せ、攻撃の50パーセントが右サイドからであったことが示すように、スパーズにあらゆる問題を与えただけでなく、チームを助け、ボールを奪い返すために懸命に動き回った。

シュート数(5本)、枠内シュート数(4本)、タックル数(6回)、クロス数(10本)と、28歳のツィエクは幅広い分野でスタッツのトップに立っており、97回のボールタッチを達成したのは、彼の後ろにいたフルバック、セサル・アスピリクエタだけだった。

ハドソン=オドイは、ドリブル突破が6回(チェルシーで次に多かったツィエクの2倍)、ファウルを受けた回数が4回と、目を見張るような数字を残している。

ハドソン=オドイは、ベン・デイビスに倒されてフリーキックを獲得し、その後のプレーからチアゴ・シウバがヘディングでゴールを決めた。

中盤で創り出したスペース

今月3度目、トゥヘルはアントニオ・コンテ率いるトッテナムに対して、戦術的に優位に立った。この日も4バックで臨んだが、ディフェンスに微妙な変化を加えることで、両チームが中盤に3人の選手を配置するにもかかわらず、そのエリアでスパーズを圧倒することができた。

プレー全体の48%がミッドフィールドだったことからも、この試合のカギとなっていたことがわかるが、4-1-4-1の布陣でマテオ・コヴァチッチとメイソン・マウントをさらに前でプレーさせたことで、ジョルジーニョが深い位置からテンポとボールを支配するためのスペースが生まれ、結果的に彼は試合中、4バック以外のチェルシー選手で唯一、相手にボールを奪われることなくプレーすることができた。

これにより、ジョルジはほぼボランチのような役割を果たし、コヴァチッチとマウントにボールを持たせてから、カウンターアタックを阻止するために素早く踏み込んでいくのだ。これがタックル数で5回のジョルジーニョを上回ったのはツィエクだけで、インターセプト数では4回でトップになった理由だろう。

このシステムの成功は、ボールのないところでは中央に位置し、ボールを持ったときには右サイドに押し出すマウントの仕事量にも負うところが大きい。その結果、オーバーラップが生まれ、ツィエクが左足で中へ切り込むスペースができた。フルバックのアスピリクエタが攻撃参加することで、プレーの幅を失ったり、反撃の隙を見せたりすることはなかった。マウントも相手にとって脅威となり、キーパス(4本)とクロス(5本)はチーム最多だった。

クリーンなままで

この中盤のカバーにより、ディフェンス陣は中盤での戦いを避けようとするトッテナムのロングボールの処理に集中でき、90分間センターバックは1度もタックルをせず、チアゴ・シウバ(5回)とアントニオ・リディガー(4回)はより多くの空中戦に勝った。

ハリー・ケインがチアゴ・シウバを押し倒したとしてゴールを取り消されたことを除けば、チェルシーのクリーンシートは決して疑われるようなものではなかった。これで今シーズン、トッテナムには4回勝ったことになるが、いずれも無失点で、総得点は8-0でチェルシーが勝利している。トップリーグのチームが1シーズンに同じ相手に4回無失点で勝ったのは42年ぶりのことであり、4回だけの対戦でこの記録を達成したのはチェルシーだけである。

センターバックは、失点をしないという本来の役割を果たしただけでなく、相手のエリア内でも鋭い動きでチームに得点をもたらした。チアゴ・シウバよりも多くゴールを狙ったのはツィエクだけで、シウバはこの得点により、キックオフ前に予想していた通り、プレミアリーグでホーム&アウェーで同じ相手にゴールを決めた6人目のディフェンダーとなった。トッテナム戦でのこの記録はチーム初となり、チェルシーに小さな歴史が刻まれたのである。