RBザルツブルクと引き分けた昨夜の試合から、戦術的な論点をいくつかピックアップし、データとファクトから試合を分析しよう。

チェルシーは72パーセントのポゼッションを楽しみ、679本のパスのうち85パーセントを成功させた。しかし、スタンフォードブリッジでの優勢を裏付けるデータにもかかわらず、長いポゼッションから生まれたゴールは1つだけとなった。

前半は優勢も突破口を見出せず

ブルーズは開始10分で4本のシュートを放ち、グレアム・ポッターのチェルシー監督就任初戦は鮮やかに幕を開けた。

ジョルジーニョが中盤の深い位置に構え、しばしばマルク・ククレヤ、経験豊富なセサル・アスピリクエタ、チアゴ・シウバの3人のセンターバックと一緒にプレーした。

ボールを支配していたにもかかわらず、ポッター監督就任後の最初の試合では、最初の45分間、シュートを一本も打つことができなかった。

実を結んだプレス

後半のホイッスルからわずか3分後、ブルーズはGKフィリップ・コーンに対して初の枠内シュートを記録しただけでなく、このプレーで均衡を破った。

右サイドでリース・ジェイムズとメイソン・マウントが好プレーを見せ、クロスを受けたスターリングが逆サイドに落ち着いてシュートを放ち、チェルシーでのチャンピオンズリーグ初ゴールとなった。

このゴールのおかげで、ラヒーム・スターリングはクラブレベルでの通算250ゴールとアシスト(158ゴール、92アシスト)を達成したことになる。

また、RBザルツブルクを自陣に押し戻し、27回のクリアを強いるなど、安定した試合運びを見せた。ノア・オカフォーの同点弾を許した後のブルーズの反応はポジティブで、RBザルツブルクを自陣に押し戻し、27回のクリアに追い込んだほどだった。

時間が経つにつれて、ブルーズは試合の終盤に勝ち点3獲得に近づくハーフチャンスを何度も得た。アルマンド・ブロヤは積極的にゴールを狙い、アスピリクエタに代わって出場したハキム・ツィエクは、わずか14分間で3本のシュートを放った。

ラヒームのウイングバックへの素早い適応

グレアム・ポッターのチェルシー初陣をめぐっては、キックオフ前にさまざまな会話が交わされたが、実際にスタメンが発表されてからも、各選手がどのポジションでプレーするかはわからないままだった。

そしてキックオフになってようやく、ラヒーム・スターリングが左のウイングバックに、リース・ジェイムズが反対側のサイドに並んでいることに気付いたのである。

スターリングは、左ワイドのスペースにいることが多く、アマル・デディッチは27歳のフォワードに突破を許した。

彼の記録したクロスは3本で、右ウイングのジェイムズ(7本)、メイソン・マウント(6本)に次いで3番目だった。スターリングは、83分間ピッチに立ち、1本のキーパスを出した。

このイングランド人選手は、ブリッジで2本のシュートを試み、そのうちの1本はゴールとなった。スターリングは今シーズン、チェルシーで4得点を挙げ、現在のところクラブ得点王となっている。今季は他に1ゴール以上決めている選手はいない。また、ラヒームは昨夜のUEFAマン・オブ・ザ・マッチも受賞している。

ククレヤの新しい役割

今夏に加入したマルク・ククレヤは、左ウイングバックやフルバックとしてプレーすることが多く、ブライトンでのキャリアの大半を、新ヘッドコーチのもとでプレーしてきた。

しかし、2021年の最終節、ブライトンがスタンフォードブリッジでチェルシーと1-1で引き分けた試合など、過去に左のセンターバックとして起用されたこともある。

24歳の彼は昨晩、ブルーズで初めて左CBとして起用され、守備時には4バックとなり、左サイドをカバーした。