長いキャンペーンを終えたばかりのチアゴ・シウバは、チェルシーのシーズンを総括し、ファンとの関係がこれからのタイトル獲得に向けての強いモチベーションになっていることを明かした。

2021/22シーズン最後の試合となったワトフォード戦のマッチデー・プログラムに登場したDFは、UEFAスーパーカップとFIFAクラブワールドカップを制し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したものの、FAカップとカラバオカップ決勝をPK戦で落とし、シーズン後半にはプレミアリーグのタイトル争いから脱落した、悲喜交々だった1年を振り返って、次のように語っている。

「全般的には、良いシーズンだった。トップ3には入れたし、カップ戦での成功もあった。だけど、国内カップは両方とも決勝で負けてしまったから、まあまあのシーズンだったと言えるかな。」

リヴァプールとの2度の国内カップ戦での敗戦は、ウェンブリーでの2度ともPK戦にもつれ込み、僅差で決着した。このことを含め、シウバにとって今シーズンは複雑だったという。

「細かいことなんだ。もし、あの2つのPK戦を制していたら、良いシーズンではなく、素晴らしいシーズンになっていただろうね。リヴァプールは2つのPK戦を制し、彼らにとっては素晴らしいシーズンだった。」

「もし逆だったら、彼らにとってはそれほど良いシーズンではなかっただろうし、チェルシーにとっては2大会ではなく4大会の優勝を祝うことができたから、素晴らしいシーズンになっていただろうね。でも、それが人々の記憶に残るんだ。そして、そのわずかな差が、トロフィーを勝ち取るための差になるんだ。」

衰えることを知らないチアゴ・シウバは、37歳とキャリア後期であることを感じさせない活躍で、30代後半までサッカーを続けたいと願う人たちの手本となってきたが、本人は、トップで活躍し続けるためには、かなりの努力が必要だと明かす。

「特に自分の年齢では、規律正しい生活が重要だ。これほど高いレベルでプレーするには、食事の管理から回復の仕方まで、多くの制約が必要で、それがとても重要なんだ。長いシーズンだったけれど、気分はいいし、このシーズンを過ごせたことを幸せに思っている。」

「これからプレーを始める若い人たちが、38歳や39歳までプレーできると考えること、他の人たちの参考になったり、インスピレーションになったりするのは幸せなことだ。」

ブラジル代表でもプレーする彼のパワーが衰える気配はなく、当初1年契約で加入したチェルシーで3シーズン目を迎えるために契約延長にサインした。彼にとってスタンフォードブリッジでの時間はまだ終わっておらず、それはこのクラブでまだ大きな目標が達成されていないからだと述べる。

「1シーズンだけ来て、何が起こるかわからない。なぜなら、人々は選手を見て、その年齢に少し疑問を持つかもしれないからだ。でも、2シーズン目も、3シーズン目も、もしかしたら4シーズン目も、喜んでプレーし続けたい。」

「プレミアリーグ優勝は夢であり、切望しているものだ。これまでプレーしてきた国内リーグはすべて優勝してきたし、プレミアリーグも同じように、本当に勝ちたいものなんだ。」

「もちろん、昨シーズンはチャンピオンズリーグを制したし、今はプレミアリーグを意識している。チャンピオンズリーグや他の大会を軽視しているわけではないけど、プレミアリーグは本当に勝ちたい大会なんだ。」

チアゴ・シウバがチェルシーでトップリーグでの戦いを続けることを強く望んでいるのは、プレミアリーグのトロフィーを掲げるという目標だけではない。彼は、ブルーズのサポーターから感じる評価と情熱、そして家族と一緒にロンドンにいることが、最高のパフォーマンスをするための完璧なプラットフォームとモチベーションになっていると言う。

「ここで幸せだし、家族も幸せだ。ピッチの外がうまくいけば、ピッチの中でもうまくいくんだ。ロンドンは居心地がいいんだよ。初めて来たとき、スタジアムにサポーターがいなかったときでも、SNSでファンからの愛を感じたし、それが大きな力になった。」

「ファンの愛を受けるのは特別なことだ。フルミネンセ、ミラン、パリ、そしてここと、今まで行ったすべてのクラブでファンからその愛を受けることができたのは幸運だった。」

「プロとして、ただ一生懸命、ベストを尽くしたい。子供の頃はサッカーをすることだけが目的だったけど、試合をすることで評価されるなんて、何とも言えない気持ちになるよ。ピッチに立ちながらファンの愛を感じると、自分たちのしていることがとてもシンプルに思えて、とても誇らしい気持ちになる。」

「例えば、命を救うために存在する医者の仕事と比較したとき、人々はその仕事に対して感謝の気持ちを示す。そして、自分は自分の仕事をし、サッカーをし、感謝される。周りが与えてくれるその愛にとても感謝しているし、誇りに思う。この気持ちを表現するのは難しいけど、その場に居合わせた人でなければ、その気持ちはわからないだろう。」