今週末のニューカッスル戦(3-0)の試合前に、トーマス・トゥヘルはウイングバックの攻撃参加について語り、ここのところベン・チルウェルが何度もネットを揺らしていることを受けて、リース・ジェイムズにもゴール前での力強いプレーを求めていた。
21歳のジェイムズは、そのわずか数時間後に自身の可能性を証明することになり、監督はその後、彼の見事なシュートを馬に例えた。
ジェームズ・パークでの後半、多くの選手がボールタッチした後に、ジェイムズは左足で相手GKの届かないコーナーに豪快に先制点を決め、さらにそのすぐ後に今度は右足で追加点を決めた。ブルーズはさらにジョルジーニョのPKで勝利を確定させ、プレミアリーグで2位との差を3ポイントに広げた。今節リヴァプールとマンCは、いずれもホームで勝ち点を落とした。
ジェイムズのゴールは、カラム・ハドソン=オドイのクロスやルベン・ロフタス=チークのシュートが弾かれた時に絶好のポジションで受けて力強く決めたものだった。
「リースは中でプレーしても問題はない」と試合後にトゥヘルは語った。
「攻撃するスペースが大事なんだ。危険を冒すべきすべてのスペースに選手を配置しているから、ウイングがサイドに居続けてもいいし、リースがスペースを突くのはもちろんいい事だ。ウイングバックにも、最後にはエリア内に入ってほしい。」
ジェイムズのフィニッシュをストライカーと比較するよう求められたトゥヘルは、フォワードをウイングバックにしてみてはどうかと冗談を言ったが、続けてこう説明した。
「複雑な試合だった。カラムのドリブルがなければリースの得点は生まれなかったし、チリーがスペースを開けないとカラムはドリブルができなかった。」
「カイのいるニアポスト、ロスのいる中央、そしてルベンのいるファーポストすべてが危険だった。だから、ファーポストを越えた時に得点することが可能になった。時にはストライカーが自分を犠牲にして、他の選手にチャンスやスペースを作っているんだ。」
今節、リヴァプールが2ポイント、マンCが3ポイントを落としたとしても、これらの結果はトゥヘルやチームをより満足させるわけではない。
「他のピッチでの結果を祝うようなことは決してないだろう。」
「第一にまだ時期尚早だし、第二に自分たちのことに集中したいんだ。他のピッチでの結果を喜んでいる場合ではないよ。」
「今日は、オフ・ザ・ボール時のパフォーマンスに非常に満足している。オフ・ザ・ボール時の努力と規律、それが勝利の鍵だった。」