この夏もクラブでの仕事を中断することはないと語るトゥヘル。様々な問題に対して迅速に対応する必要性が、すぐに休息をとりたいという気持ちより勝っているという。

消化試合数63という多忙なシーズンを終え、ほとんどの選手とスタッフは休暇に入ったが、チェルシーのヘッドコーチは、クラブのオーナー変更が間近に迫っているため、仕事を続けなければならないと頑強に主張している。

移籍の計画や契約更新は今も保留となっているが、トゥヘルはそれがすぐに変わることを切望しており、移籍市場で失われた時間を取り戻すために迅速かつスマートな行動の必要性を強調している。

「休暇を取ることができない、無理だ。はっきりさせなければならないこと、意見を言わなければならないことが多すぎる。すべてを直接行う必要はないけど、最初の数日はとにかくここにいる。子供たちが学校に行っているから、休みは少し遅れて始まることになる。」

「チェルシーの今の状況では、連絡を取り合うことも普通だし、ZoomやFaceTimeでビデオ会話もできり、意見を共有したり、前に進むことができる。それが必要だからね。」

「売却するのかしないのか、代替案はあるのか、どうなるのか、本当にわからない。この状況は、再建や移籍の責任者である私たちだけでなく、選手たちにとっても特殊な状況なんだ。」

「長い間、そういう空気を感じていたはずだ。何とかそれを脇に置いて集中力を保っていたけど、代表戦後も長期化して、どんどんチームに影響を及ぼしたし、それは今も続いている。再建のタイミングとしては不利だし、迅速にスマートに動かなくてはない。」

来月には多くの選手が代表戦に参加するためにトレーニングに復帰するが、トゥヘルは、夏休みを中断する選手には、コブハムでのプレシーズンに遅れて参加させることを明らかにした。

ブルーズは7月にラスベガス、シャーロット、オーランドでの親善試合のためにアメリカに向か

うが、監督は、8月5日のプレミアリーグ開幕前に大西洋横断ツアーでフルメンバーが揃うことを期待している。

「プラン通りにいけば、代表戦に参加する選手たちは他のメンバーより1週間遅い7月9日に戻ってくることになる。プレシーズン参加のタイミングがあまりずれないから、少なくとも4週間一緒に過ごすことになる。」

「多かれ少なかれ、2つのグループに分かれていて、新規加入選手のスキルや個性をチームに素早く適応させていくことになる。」

マンチェスター・シティが5年ぶり4度目のリーグチャンピオンに輝き、チェルシーを含む後続のチームにはペップ・グアルディオラ率いるチームとの差を縮める責任が課せられている。しかしトゥヘルは、ライバルはより強くなり、2022/23シーズンの挑戦はさらに厳しいものになると考えている。

「極めてタフなレースになるだろう。マンチェスター・ユナイテッドも参戦してくるだろうし、アントニオ・コンテ率いるトッテナムもいる。チェルシーもタイトル争いを続けたい。リヴァプールとマン・シティはさらにチームを強化することに全力を尽くしているし、彼らはとても高い基準を設定している。」

「これが自分たちのプレーするリーグでの挑戦だ。今は大きなハンディキャップがあるけど、まだ決定的なものではないし、今言い訳をする必要もない。」

「今は手が縛られていて、(移籍市場で)思い通りに行動できないので満足していない。選手たちのプロフィールや特徴については明確なアイディアを持っているけど、やるべきことがたくさんあり、来シーズン闘っていくためにも多くの課題が残っている。どのチームもチェルシーとの差を縮めようとしている一方で、上位2チームは一貫して結果を残している。これが現状であり、これを踏まえた上で競争力を高めるためにベストを尽くす必要がある。」