トーマス・トゥヘルが肯定的であれ否定的であれ、外部からの表面的な評価を受け入れることなくチームやクラブの長期的な目標を意識し続ける重要性を強調した。

無敗記録が続き多くの称賛を受けているトゥヘルだが、サッカーにおいてこのような評価は急変することがあることを理解している。常套句のようだが、多くの人にとっては結果だけが重要になるのだ。

しかしトゥヘルはこれらの周囲からの声を遮り、チームのパフォーマンスに対して毎週行われる評決に耳を貸さず、個々の試合ではなく大局やチーム全体としての発展に集中すべきであると自覚している。

「大事なのはたとえいい結果が出ていても影響を受け過ぎないこと、そして地に足をつけ浮かれないことだ。結果によって判断されることをよくわかっているから、これは非常に難しいことだ。FAカップやプレミアリーグ、チャンピオンズリーグの試合が立て続けにあるため、3日ごとに判断を下される。」

「この状な状況でチームの状況を判断されるのは簡単なことではないが、受け入れるしかない。個人的にはあまり気にせずに自分たちのこと、毎日のコブハムでのトレーニングに集中したい。」

「22選手、GKとスタッフの問題だけではない。チーム全体で見ると100人近くのスタッフがいて、3日ごとに行われる試合に勝つために全力を尽くしている。このクラブ、そしてコブハムの一員であることが大事で、良い雰囲気を保ち各々がベストを尽くすこと、良いムードでポジティブなエネルギーを周りに伝えることが重要だ。」

「これを一番の目標とし、毎試合とは言わないが大部分の試合で結果を出せることを望む。それが最高の環境で、そのために仕事をしている。交代や試合前のスタメン発表、試合後と毎回周囲の意見があるのはわかっている。サッカーにおいてこれは当たり前のことだが、あまり周囲に影響を受けないようにしたい。」

外部の声を遮断し自分のことに専念することの恩恵を受けているのがティモ・ヴェルナーだ。トゥヘルは以前、ゴールを決めることはできていなかった彼がどれだけチームに貢献しているか語り、彼の能力に対する絶大な信頼を寄せていることを明らかにした。

トゥヘルはヴェルナーがストライカーとして生まれ持った才能を持っているが、相手が守備を固めていることもあり彼の特徴が活かせていないと言う。

「ボールをキープしている時間が長く相手が引いて守ることも原因かもしれない。ティモの強さは相手ディフェンスラインの裏を突けることだ。ポゼッション率が高ければアトレティコ戦のように相手は守りを固めるからスペースもなくなるのは当然だ。」

「アトレティコのように守れるチームはそうはいない。だからティモにとって彼の能力を発揮するには難しかっただろう。自信を失わずにチームのために貢献してほしい。彼はそれをしているし、この事については色々と考えている。彼とどのような体勢で狭いスペースでもチャンスをつくれるか対策を練っている。彼は狭いスペースでも最初の数メートルで相手を振り切ることができる。」

「彼にとっては簡単ではないことはわかっているが、彼のポテンシャルや性格、ゴールを決める能力はわかっているから辛抱強く支えたい。自分の経験から語ると、得点能力は元々持っているか持っていないかに分かれ、彼は明らかにその能力がある。彼は14歳か15歳の頃から毎年多くの得点を決めてきた。だから彼はその能力を持っているし、それを失うことはないだろう。」