トーマス・トゥヘルは、ウェストハム・ユナイテッド戦での勝利が、シーズン序盤の厳しい状況を脱し、チームの自信を取り戻すきっかけになることを期待しているようだ。

チェルシーは、ウェストハムに対して最初の60分間ボールを支配し続けたにもかかわらずビハインドを負い、精神的な強さを発揮することが求められた。

しかし、ベン・チルウェルとカイ・ハフェルツのゴールで逆転し、試合終了間際に相手の同点ゴールが取り消しになるなど、引き分けにもちこまれそうにもなったが、試合内容に値する結果を手にした。 そしてトゥヘルは、後半終盤に起こったドラマにもかかわらず、予想通りの展開になったこの試合は、チームにとって大きな自信につながると感じている。

「ウェストハム戦はいつもこうなる。彼らは相手のサッカーを封じ、試合のペースを遅らせる。スピードをあげたり、オープンスペースを見つけることが極めて難しくなるんだ。」

「もしスペース見つけたとしても、それはほんの一瞬のことであり、ビッグチャンスになることはほとんどない。彼らは体を張って守備をする。チャンスを作るのも、ハーフチャンスを作るのも、シュートを打つのも難しい。一旦リードされると、そこから巻き返すのはほぼ不可能だから、チェルシーにとってはどんどん難しい状況になっていった。」

「チームは、おそらく十分に自信と信念を持ってプレーしていなかったと思うけど、この前の結果を見れば理解できるし、誰も選手たちに怒ってはいない。自分はただ、選手たちが自分自身を信じ続けること、そしてリズムをつかむこと、数的有利な状況を生み出す方法を伝えようとしただけだ。」

「ウェストハムは、自分たちのサッカーを非常にうまくできるから、本当に魅力的な試合をするのは難しい。この状況を好転させるには、1点リードされて、これ以上失うものがないくらいにする必要があったかもしれない。」

「今日、シーズンを再スタートさせたかったし、ホームゲームで、ベンチから指示を送り、最高のレベルでプレーするために必要な信念や自信を取り戻せたらと思っていた。」

トゥヘル監督は、怪我からの復帰を果たし途中出場からゴールとアシストを決めたチルウェルの切れ味について、次のように評した。

「彼は、トレーニングやプレシーズンマッチから得られるフィットネスをフルに発揮していると思う。もちろん、プレミアリーグでの連戦で、体調を整え、より良い状態にすることもできる。」

「私の意見では、彼はリズムに欠け、試合に対する良い感覚に欠けている。これは、トレーニングを見ていてもわかることだ。選手はいつも自分は準備ができていると思っている。だけど、監督から見ると、まだ足りないものがあると思う。」

「彼はエヴァートン戦で先発し、サウサンプトン戦でも出場し、今日も出場して大きなインパクトを与えてくれた。これこそが彼に求めていることだ。ウイングバックのポジションは彼のベストポジションだと私は思っている。彼は多くのエネルギーを与えてくれるし、走り、そしてボールを届けてくれる。だから、こういうことは何事にも代えがたいので、とても嬉しいよ。」

「トレーニングや監督との会話よりも、彼が感触を取り戻し、ピッチに戻り、決定的な存在になることを経験することがずっと重要なんだ。」

ヘッドコーチは、またしてもセットプレーから失点してしまったことに落胆する。

「不思議なもので、練習では多くの時間を投資しているのに、あまり変化が起きていないんだ。細部やセットアップ、時間などにいつもよりも多く時間をかけているのにね。」

「もしかしたら、それは単なる迷いなのかもしれないし、スキルが足りないのかもしれない。ウェスレイ・フォファナは、そういう意味でも大きな戦力となるだろう。今日は、いつもならファーストコンタクトに最適なカイがピッチにいなかった。小柄なストライカーをピッチに立たせたかったから、そういったリスクを負ったんだ。」

「セットプレーをチャンスにつなげるのに苦労している。セットプレーでは、相手を追えず、そして同じことを反復するのに苦労し、またセットプレーから失点してしまった。だけど、今それについて対策を講じているところだ。」

また、後半にメンディが負ったケガや、GKの最近の調子についても触れている...。

「彼はとても痛がっていた。様子を見よう。まだコメントするには早すぎる。」

「彼は今、少しアンラッキーだと思う。トレーニング中の彼は素晴らしく、普段はとても冷静で、自省的な男だが、今は少し運に見放されていることを自覚していて、うまくいかない時期なんだ。100%クリアなプレーをしなければ、大きな罰を受けてしまう状況もある。」

「彼は今この瞬間、すべてが自分のせいではないと感じているだろう。彼は何事にも挑戦し、とても集中しているし、これからもみんなで彼をサポートしていきたい。」