トーマス・トゥヘルは、先日のウォルバーハンプトン・ワンダラーズ戦において、チーム内でコロナ陽性者が相次いで出る中、いかにチームの準備が大変だったかを語り、近い将来さらに陽性者が出ることを懸念しているようだ。

チェルシーは、新たにコロナ感染者が出て、プレミアリーグからモリニューでの試合の延期要請が却下されたため、復帰したばかりのエンゴロ・カンテ、マテオ・コヴァチッチ、トレヴォ・チャロバーを含む16人の選手しか召集できず、ひどく消耗しながらウルブスに挑んだのだった。

しかし、ヘッドコーチが説明したように、パンデミックの中で試合をすることの難しさは、起用できる選手を確保することだけでなく、試合までの混乱が選手たちに精神的な負担をかけることは避けられないという点にある。

トゥヘル監督は、「数日前からチーム内でコロナ陽性者が出たため、準備に苦労した」と語った。「バスで3時間かけて移動し、一緒に夕食をとり、また陽性反応が出た。」

「バスに同乗していたことを知って多くの人が心配したが、試合を延期するほどではないと判断された。冗談でも落ち着いた状況とは言えなかった。」

選手の安全を守るための試みは、一晩で発生した新たな感染を捕らえるために、予定外の検査を追加することにまで及び、不確実性が新たな懸念を生んでいる。このような状況下、トゥヘル監督は、選手たちにこれ以上望むものはないと感じていた。

「朝8時半になると、全員がもう一度検査を受けるようにドアをノックされるんだ。誰もこのことを知らなかったので、もう少し寝ていたい選手を起こして、部屋から連れ出して、100%信用できないかもしれない検査をすることになった。ここ最近は、抗原検査(フローテスト)で3回陰性になってからPCRで陽性と診断された選手もいるからね。」

「いつもは試合に集中しようと努めるけど、今回は明らかに100%の集中は望めない。このような状況下でのチームの反応、そしてプレーの内容に非常に満足している。」

今回の大流行時にプレーしても大丈夫だと考えているのか、という話になるが、これにははっきりとした答えが返ってきた。トゥヘルは、人々の健康が第一であると主張しながらも、今後数日のうちにさらに多くの選手が陽性反応を示すのではないかと懸念している。

「選手の保護と安全な環境について話しているけど、実際は安全とは言えない。4日連続で陽性反応が出たのに、バスで移動して夕食も一緒に座って、何事もなかったように過ごしているのだから、次の検査でまた陽性反応が出ても不思議ではない。うまくいけばそうならないかもしれないし、ベストを尽くしたい。」

「次の試合のことはどうでもよくて、検査と選手の健康状態だけが心配だ。4日間感染者が出続けているけど、このまま旅行やミーティングなど、すべてを一緒にしていて感染拡大は止まるのだろうか?可能性は高くないと思うが、祈るばかりだ。」

このような状況の下、ウルブスとの試合そのものを見ると、トゥヘルは特に後半のパフォーマンスと、クリーンシートを達成したことに満足している。

「最初の5分間は非常に良いスタートを切ったが、その後、少し自信を失ってしまった。少し控えめで、いつも一歩遅れ、適切なタイミングでチャンスを作ることができなかった。トレヴォとエンゴロが中盤で一緒にプレーすることは今までなかったし、彼らは怪我から復帰したばかりだからね。」

「その後チームは調子を上げ、反応も非常によかった。後半はとても力強くプレーできて満足している。ウルブス相手にチャンスを作るのも得点するのも難しいからね。このようなチャンスを得たときには、本当に精度を上げることが大事だ。」

「この試合に勝つために必要なことは十分にやったと思う。だから、たくさんのポジティブなことがあった。もっと悪いパフォーマンスで試合に勝ったこともあるからね。」