アーセナル戦、ホームでの敗戦を見届けたトーマス・トゥヘルは、カバーできなかったミスの数とその重要さを指摘した。
チェルシーはホームで2試合連続の4失点を喫し、その守備力の低さがトゥヘルの脳裏をよぎった。スタンフォードブリッジで再びフラストレーションの溜まる夜となってしまった。
ティモ・ヴェルナーとセサル・アスピリクエタのゴールで2度同点に追いついたが、後半にガナーズが引き離し、アーセナルが重要な勝利を収めた。
「前半はワイルドでオープンなゲームだった。良いスタートを切って2度ビハインドを返したが、後半に2点許してしまい、残念ながら結果は悪い方に転んでしまった。」
「この2試合でのミスのレベルとその数は、このようなハイレベルな戦いではありえない。可視化されていなかっただけで今までもミスを犯していたんだ、これでは試合に勝てない。」
監督は、トニ・リュディガーの不在が大きな違いを生んだのか問われた
「ブレントフォード戦とレアル・マドリード戦ではトニが居ても7失点している、選手個人の問題ではない。チームとしての守備のパフォーマンスの話だ。戦術が正しくないといけないし、チームとしての選択も正しくないといけないが、これらも正しいかどうかわからない。」
「最終的には選手たちの戦いだ。ここ3試合のように、このレベルのミスをしていては、試合に勝つのは不可能だという現実を直視しなければならない。」
「これまでこんな事はなかったが、今、数試合連続で多くのミスが起きている。これを止めないと大変なことになる。」
また、監督はクリステンセンがハーフタイムに退いたことについても説明した
「続けられないと伝えてきたので、何か問題があったんだと思う。1回ミスをしたからといって、選手をベンチに下げるようなことはしない。また、ピッチの状態が難しかったことにも言及しなければならない。」
「言い訳に聞こえるかもしれないが、非常に難しいピッチで、有利な状況ではなかった。ボールをクリアしようとしたアンドレアスの前でボールがとてもぎこちなく跳ねてしまったし、チャンピオンズリーグで負けたレアル・マドリード戦でも同じようなミスがあった。」
最後にトゥヘルは、守備の甘さについて話を戻した
「PKの場面を思い出してほしい。10秒間に3回もボールロストして、失点に繋がらない場面で無駄なファウルを犯した。信じられないような失点の形だ。」
「6分間で同点に追いつくチャンスを自分たちで奪ってしまった。これ以上、分析することはない。ここ3試合で証明されてしまった。ブレントフォードとレアルマドリードから教訓を得たと思ったが、違ったようだ。」