チェルシーはリヴァプールとのカラバオカップ決勝でPK戦の末に敗れたが、トーマス・トゥヘルはチームが見せたパフォーマンスに胸を張り、試合終了時にトロフィーを掲げられなかったことは少し不運だったと考えているようだ。

GK3VAR

試合はPK戦までもつれ込み、双方の先発10人全員がゴールを決めたが、交代出場のGKケパ・アリサバラガが11人目で不運にも失敗して決着となった。

しかしトゥヘル監督は、別の日なら違う結果になっていたかもしれない決勝戦でのパフォーマンスから、チームは頭を高く上げるべきだと考えているようだ。

「相手のクオリティーを受け入れなければならないし、リヴァプールはおそらくヨーロッパで今最も危険な攻撃陣で、個々のクオリティーが高く、高いリズムでプレーしている」

「だから、このレベルで相手の攻撃を封じ、このようにプレーしたことは誇らしいことなんだ。120分間、素晴らしいサッカーを見ることができたし、自分たちはその中で大きな役割を果たすことができた。」

「チェルシーは大きな役割を果たしたし、少し優勢だったような気がするけど、それも主観的なものかもしれない。この試合はどちらに転んでもおかしくなかった。勝つためには少しの運、少しの勢いが必要だ。ロメルのゴールが無効になったシーンは、ちょっと奇妙なラインだった。だけど、これがオフサイドだという判断されたら、決定に従わざるを得ない。」

「悔いを残すわけにはいかない。チームのパフォーマンスにはとても満足している。良いところがたくさんあった。みんなには、このことで眠れないようなことがあってはいけないと言った。激しさに溢れたいいサッカーの試合だった。素晴らしいものだった。」

また、トゥヘルは、PK戦要員として延長終了間際に出場し、PKを外してトロフィーの行方を決めたケパについては何の責任もないと主張し、ヘッドコーチ自身がその責任を負うべきだとしている...。

「もちろん、彼にとっては悪いことだが、非難されるべきではない。ケパは日頃からトレーニングに励んでいて、前回のPK戦と同じように決断した。ケパがどれだけ優れているかは、選手たちも知っているし、単純に、もっとたくさんプレーしているエドゥよりも、トレーニング場でPKの練習をする時間が長いだけだ。」

「だから、みんな彼の実力や彼とPKで対峙する難しさを知っていて、それは今日の選手全員のシュートの正確さからもよくわかる。残念ながら彼はセーブすることができず、悲惨なことに彼自身がPKを失敗してしまった。」

「自分は決めたい時にしか決めない。結果がどうなるかわかっているときに、自分の過去の決断を振り返ることはできない。エドゥをピッチに残していたらどうなっていたかはわからない。サッカーとはこういうものなのだから、彼を責めることはできない。」

「もちろん、責任は自分にある。決断を下すのが監督だからね。うまくいくこともあれば、そうでないこともある。でも、これがサッカーの監督としての人生だ。ある選手を起用し、その選手が得点することもあれば、決定的なミスをすることもある。誰かが責任を取らなければならないとしたら、それは絶対に自分の責任であり、もちろん自分が責任を取る。」