エヴァートンを圧倒し11試合中8勝で連続無敗記録を樹立したブルーズだが、トーマス・トゥヘルは試合後に特に一人の選手を高く評価した。

カイ・ハフェルツは得点こそなかったものの、2-0の勝利に大きく貢献した。先制点となった前半のオウンゴールを誘発させ、後半ジョルジーニョが決めたPKを獲得したのも彼だった。

トゥヘルはハフェルツを絶賛する一方、2-0で勝利しエヴァートンとの勝ち点差を4としたこの試合を分析した。

トーマス・トゥヘル“「チェルシー相手にチャンスを作ることは難しい。ハフェルツは期待通りのプレーを見せた」

「勝つべきして勝った。前半は非常に難しく攻撃時にスピードを上げるタイミングを見出すことに苦労したが、試合のペースを完全に掌握した。後半はギアを上げパスをよく回し相手のプレッシャーをかわすことができた。多くのチャンス作りもっと得点してもおかしくはなかった。前半も悪くはなかったが後半は非常に良いパフォーマンスだった。」

トゥヘルの下4試合連続、ホームでは5試合目のクリーンシートとなった。

「選手全員が守備に貢献し、激しいプレーで相手にチャンスを与えていない。チーム全体が周りの選手に手を貸そうとしている。クリーンシートとなって非常に満足している。もちろん失点を喫しないのはGKやDFにとって良いことだが、守備に貢献しているチーム全体のおかげでもある。」

トゥヘルは1月末以来のスタメン出場となったハフェルツの活躍を素直に喜ぶ。

「カイには非常に満足している。彼のことは信頼しているし、今夜彼はチャンスをものにした。与えられたポジションでしっかりと役割を果たし、スムーズなプレーで最高のパフォーマンスを見せてくれた。彼は攻撃をリードするための全ての能力を兼ね備えている。存在感を示し攻撃面で危険なプレーを演出してくれた。彼のことは非常に満足しているし、今夜は素晴らしいパフォーマンスで彼本来の実力を発揮してくれた。彼の能力や資質に関しては疑う余地はない。プレミアリーグ、そして常に試合に勝つことと高いレベルのプレーが求められる新しいクラブに順応する必要があるが、今夜はよくやってくれた。」

スタメンを5人入れ替え選手層の厚さについて訊かれたトゥヘル。

「プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、そしてカップ戦を闘い抜くには11人だけでは絶対に足りない。ピッチに立つ選手たちは誰もがチェルシーでプレーする資質を持っているし、同じ選手を起用し続けることはできない。激しい連戦が続き、そしてアトレティコ、マンU、リヴァプールとの試合の前後は移動により睡眠時間もしっかりと取れなかった。選手を入れ替える必要があり、出場するに相応しい選手を起用したと確信している。攻撃陣は相手がマークしてくることを予想し少しプレースタイルを変えた。だからスピード重視でスペースに走り込むようにした。選手起用にはそれぞれ明確な理由がある。ただ信用しているから起用するわけではなく、彼らは出場するに相応しいことをピッチ上で証明しなくてはならない。」

クリスチャン・プリシッチやエメルソン・パルミエリを含む、最近出場機会に恵まれない選手について語るトゥヘル。

「クリスチャンの問題は、ドルトムント時代に彼が途中出場し活躍したことにあるかもしれない。彼がカップ戦でしかスタメン出場していないのは自分の責任だ。彼が20分、30分間に与えるインパクトをわかっているから、少しアンフェアかもしれないが、信頼がなかったりプレーの質が低いわけではない。もう一人機会を得ていないのはエメルソンだ。彼についても責任は自分にある。試合には出ていないがトレーニングでは高いレベルのプレーを見せ、チームの足を引っ張ったりしない。彼をメンバーから外すのは難しい判断だったし、同じことがタミー(・エイブラハム)にも言える。チェルシーは強いグループで、選手たちはポジション争いをし続けなければならない。」