トーマス・トゥヘルは、ホームでの第37節でレスター相手に引き分けたことについて、複雑な心境であると述べた。
この試合では、ジェームス・マディソンに先制されたが、マルコス・アロンソのゴールで追いつき1-1で引き分け、プレミアリーグでの3位以内をほぼ確実にするために必要な勝ち点1ポイントを獲得した。
スタンフォードブリッジでさらに2ポイントを失ったトゥヘルは、選手たちのパフォーマンスレベルは総じて良かったと評しつつも、いつものように少なからずフラストレーションを感じているようだ。
「チェルシーの方がいいプレーを見せていたし、勝利すべきだった。必要なことを行い、勝ち点1を手に入れた。レスターは何もできなかったし、チャンスもなかったけど、エリア外からのシュートで罰を受けた。」
「勝つために十分なチャンスを作り、相手に素早い攻守の切り替えやチャンスを与えなかったのだから、チームのパフォーマンス自体には全く問題がない。少し壊れたレコードのように聞こえるかもしれないけど、チェルシーは勝つべき試合で勝てなかった。それでもプレーには問題なかったと思う。」
また、トップ3入りの達成についても次のように述べた。
「今シーズンのストーリーを表している。ウイングバックのアシストとウイングバックのゴールが必要なんだ。チェルシーと上位2チームの攻撃的な選手の数字を見れば違いがわかるだろう。」
「それでも今日は3位を確保できたし、シーズンを通して3位以内をキープしてきたし、自分たちがどういう状況にあるかも理解している。克服すべき障害やクラブを取り巻く状況もあり、簡単ではなかった。」
「一貫したパフォーマンスを維持することが大きなステップとなる。上位2チームとの差はとても大きいから、そう感じないのかもしれない。チェルシーには改善すべき点があるし、それを最初に認めるのは自分たち自身なんだ。」
エンゴロ・カンテを称賛し、来シーズンはもっと活躍することを期待すると言う。
「彼は我々のキープレイヤーだけど、キープレイヤーはピッチに立つ必要がある。彼は試合の40%しかプレーしていない。だから3位になれたのは奇跡かもしれない。彼はプレーに違いを生み出す選手だから、もし彼が40%しかいないとしたら、それは大きな問題だ。」
「昨シーズン、ファン・ダイクが離脱したリヴァプールは大いに苦戦していた。エンゴロは我々のキープレイヤーであり、彼がピッチに立つ必要がある。」
トゥヘルはまた、カンテのフィジカルの問題を解決するためにあらゆる努力を惜しまないと語った。
「彼が中盤でリズムを作ることが重要だから、彼なしでは難しい。彼はまあまあのプレーをしたが、もっといいプレーができるはずだ。最後に先発したのは数週間前だし、リズムを取り戻す必要がある。昨年のチャンピオンズリーグでは、最後の5試合でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。彼のプレーを見ればそうなるのは明らかだった。」
「彼を責めるつもりはないが、懸念材料ではある。彼は世界のサッカー界で唯一無二の存在で、みんなを元気づけ、違いを生み出す能力を持っているからね。」