チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で2得点を決めたチームについて高く評価し、さらに良くなるために何が必要かを語るトーマス・トゥヘル。
ブルーズはメイソン・マウントとベン・チルウェルのゴールによりポルトを2-0で破り、火曜日にセビーリャで行われる第2戦を前に準決勝進出に大きく近づいた。しかし結果は試合の内容を完全に反映したものではなく、ポルトはチェルシーの2倍以上のチャンスを作った。
それを考慮しながらトゥヘルは結果について喜ぶ一方でより高いパフォーマンスを求める。
「結果はチェルシーにとって最高のものだ。非常に強いチーム相手に難しい試合となった。対戦しづらい相手で、プライドがあり闘争心が非常に強いクラブだ。苦しい時間帯もあったがチャンピオンズリーグの準々決勝ともなればそれは当然のことで、素晴らしいプレーを見せてくれた部分もあった。ウェストブロム戦から立ち直る必要があった。それまで良い結果が続いていたけど、ウェストブロムとの敗戦から学んだことを示す必要があった。チームのパフォーマンスに満足している。クリーンシートも非常に重要なことだ。」
試合後のドレッシングルームの雰囲気について語るトゥヘル
「ドレッシングルームはいい雰囲気だよ。喜んでいるけど過度に喜んではいない。興奮しているけどし過ぎていない。今日何度か良い攻撃を見せ2点取ったことはみんな自覚している。エリア内でボールをキープし、長い時間攻撃するリズムを保つことは難しかった。準々決勝だから来週も最高のパフォーマンスを見せなければならないし、強いメンタリティーが必要となる。」
マウントとチルウェルはヨーロッパで初ゴールとなった
「メイソンとベンはよくゴールを決めてくれた。チームにとって重要なゴールだった。メイソンは非常に良い試合をした。リースと右サイドで連携して彼のゴールは非常に正確でキレがあった。ゴールに値する良い試合をしてくれた。先制点が決まったのはチームが苦しんでいた時間帯で、動きが硬すぎて正確なプレーができていなかった。自由にポジションを変えることができていなかったけど、彼のシュートは正確で素晴らしかった。彼はああいうプレーをできる選手で、それを準々決勝でやってのけたということは彼にとっても大きなステップとなるし、チームにとっても大きかったからその2つの意味で非常に嬉しい。チリーはプレッシャーをかけ相手のミスを誘いゴールを決めてくれた。彼の得点はアウェーゴールという意味でも大きな1点だった。試合終盤にああやってゴールを決めるのは簡単ではない。素晴らしい動きを見せてくれた。チリーにとっては非常に多くの運動量が求められフィジカル面できつかっただろうけど、相手のミスから冷静にゴールを決めた。得点することに慣れていないだろうからとても驚いたよ。」
1-0の場面で攻撃の手を緩めないよう選手交代を行ったことについて
「ティモとカイにとっては今日の試合は少しタフなものだった。彼らは絶好調とは言えず、7人で組み立てたから前線の3人は少し孤立してしまった。良いボールを彼らに送れなかったし彼らが高いレベルでプレーできていないと思ったからベンチの選手を起用した。クリスチャンはいい状態だしオリも長い間プレーすることを待ち続けていた。このスタジアムでは結果を出しているしね。攻撃し続けるという姿勢を見せたかった。こういうメンタリティーが好きだし、このチームに浸透させていきたい。」