トーマス・トゥヘル監督は、ウェストハム戦でチームが見せた勇気、忍耐、そして規律を称賛するとともに、アントニオ・リュディガーが今夏にチェルシーを退団するとメディアが報じた情報を肯定した。

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「メディアはいろいろと報じているし、彼がクラブを去るという状況になっているようだ」とウェストハム戦後に語ったトゥヘル。「彼は数日前、プライベートな会話で退団について自分に伝えてきた。」

「自分もクラブも、何ヶ月もかけて全てを出し切ったという思いがある。しかし残念ながら、制裁のためにこれ以上戦えない状況になり、トニはクラブを去ると言ってきたんだ。」

「制裁がなければ、少なくとも彼の残留のために戦い続けるチャンスはあったはずだけど、もう何週間も、私たちの手は縛られている。そうでなければ結果がどうなっていたかはわからないが、これはもう彼の決断だ。チームにとって良いことではないが、彼の決めたことに対して何か言える事でもない。」

「簡単なことではない。自分がどれだけ彼を好きで、彼がどれだけチームで大きな役割を果たしたとしても、トニ・リュディガーのいないチェルシーは存在するし、クラブは解決策を見出すだろう。」

リュディガーは、1-0で勝利したハマーズ戦を怪我で欠場したが、トゥヘル監督は彼の状態について最新情報を提供した。

「片足は鼠径部、もう片足はハムストリングを少し炒めているようだ。彼は痛みと戦いながらプレーする選手で、痛みには完全に慣れている。筋肉痛で、ケガというほどではないけど、大きな違和感があるようだ。」

「そういった痛みに慣れていないため、不安を感じているようだけど、復帰を望んでいる。計画では、木曜日(マンU戦)に向けて火曜日にトレーニングに戻ることになっているし、その通りに進めばいいと思っている。」

「彼は何の疑いも持っていないし、自分のすべてをかけてシーズン終了までプレーすると言っていた。これは彼が初日からやってきたことであり、最後の瞬間までやるだろう。」

今日の試合について、トゥヘルは選手たちの忍耐力を賞賛した。

「ウェストハムのような試合は、彼らに対して派手に攻め合う試合をするのは非常に難しいし、彼らのサッカーを全面的に称賛したい。」

「全体的に派手な試合は期待していなかった。前半は少し行き詰まったけど、最近調子の悪かったホーム戦で、困難を克服できた。チームが規律や忍耐を失うことはなかった。」

「スピードアップするときの状況をもう少しよく理解し、もっと勇気を持って、もっと多くの選手が攻撃に参加した。より多くのチャンスを作り出し、終盤に決勝ゴールを決めることができた。ウェストハムに対して他のプレーの仕方があるのかどうか分からない。」

ジョルジーニョのPK失敗も問題とはならなかった。

「終盤のPKで、自分たちには完璧なペナルティーキッカーのジョルジがいる。だからみんなゴールを決められると信じていた。彼はある種のシュートスタイルを持っている。ゴールを決めれば、彼のやっていることは信じられないほどクールで、落ち着いているように見える。」

「逆に失敗すると、もっとうまくやれたのではないかと思われる。だけど、それが彼のスタイルであり、それを貫くのは正しいことだ。彼は自分に腹を立てているだろうけど、プリ(シッチ)が状況を好転させたことをとても喜んでいる。」

最後にトゥヘルは、この試合の勝利に貢献した途中出場の選手たちを特別に称賛した。

「プリシッチは3試合プレーした代表戦から戻ってきてから、移動時間や時差に対応するのに苦労した。ベンチから彼を完全な形で復帰させようと試みた。今日のプレーには満足している。」

「ハキムとロメルがいいかたちで途中からプレーに参加したことについても非常に満足している。」