試合に集中することが難しい状況で行われたFAカップのルートン戦だったが、チームが3-2で勝利したことは、十分に喜ばしいことだったとトーマス・トゥヘルは試合後に語った。

チェルシーはサウールとティモ・ヴェルナーの得点でリードした相手に2度追いつき、最後はロメル・ルカクの逆転ゴールで準々決勝進出を決めた。 日曜日のウェンブリーでの試合から9人の選手が変更され、また急遽、クラブのオーナー、ロマン・アブラモヴィッチがチェルシーを売却すると発表したばかりだった。

まず試合を振り返りトゥヘルは次のように語った。

「ウェンブリーの決勝戦とは大きく異なる試合だったし、そのあと選手たちに十分な休日を与えた。それから1日、気持ちを切り替えて、この新しいチャレンジに集中したんだ。」

「多くの選手が欠場する中、特にディフェンスの起用に苦労した。結果、まったく新しい布陣で試合に臨むことになった。」

「今日1日はクラブに関する周囲の噂が広がり、試合に集中するのは簡単ではなかったけど、チームは非常によくやってくれた。すぐに失点してしまったえど、その後、同点に追いつくだけでなく、逆転ゴールを決めてもおかしくなかった。」

「その後もう1点取られたけど、後半は調子を上げ焦ることなく攻撃し続け、勝つことだけに集中していた。だから全幅の信頼を寄せて、選手たちに過剰な期待はせず、非常に謙虚に、真剣に試合に臨んだ。」

トゥヘル監督は、2人のストライカー、ヴェルナーとルカクについてコメントした。両者ともゴールを決めただけでなく、逆転弾はヴェルナーのアシストからルカクが決めた。

「ティモはとても良いプレーをしたし、ルカクはゴールを決めた。」

「だから、彼らをピッチに残したんだ。この試合に出ればよかった、あの試合に出ればよかったと思うことがあるかもしれないけど、彼らにとってこの試合が一番大事な試合だったんだ。ここで自信をつけてもらうためにも、集中してプレーしてほしいし、真剣に取り組んでほしいと思った。」

クラブの売却に関するニュースについて、トゥヘル監督は、発表から時間が経っていないことから、まだ選手たちとも話をしていないと述べた。

「もちろん、選手たちにはインターネットがあるし、テレビも見ているからそのニュースに関しては耳に入っているだろう。だけど、チームとしてはこの試合だけに集中していた。選手によっては影響を受けたかもしれないし、受けなかったかもしれない。」

「まだ私は恵まれていると思うし、いいポジションにいるから、そんなに心配はしていないし、最良のかたちで状況が収まることを望んでいる。自分が影響を及ぼすことができないことについては、あまり考え過ぎないタイプなんだ。」

「ビッグニュースだし、大きな変化になるだろうけど、自分も決して変化を恐れないし、自分ができることに集中する。つまりコブハムにいるチームのことにね。」