ウルブス戦の翌朝に2度目のトレーニングを終えたトーマス・トゥヘルが、木曜の昼にチェルシー監督として初めての記者会見に臨んだ。

監督としての目標、冬季移籍市場での補強について話したトゥヘルだったが、最初の話題はクラブのレジェンドであるフランク・ランパードの後継者としてファンの反発を受ける可能性についてだった。

「わからないが、チームに悪影響を与えるからそうでないと望む。」と答えるトゥヘル。「どのチームにとってもサポーターは欠かせないもので、ブリッジのようなスタジアム、チェルシーのようなクラブではファンは近距離でチームを支えてくれ、大きな影響をもたらしてくれる。ファンにとってフランクの解任は大きなショックだっただろう。彼に対して最大限の敬意を表するし、選手としても大ファンだった。彼のプレー、個性は見る者に喜びを与えた。彼は試合中90分以上チェルシーの選手としてプレーすることの意味、激しさ、献身、勝つためのメンタリティーを示していた。彼個人、そして彼のキャリアを非常にリスペクトしているし、今日彼からもらったメッセージを読みそれがさらに深まった。」と明かすトゥヘル。「『幸運を祈る、いつかできれば会いたい』という言葉だった。」

「率直に言うと何も変化はないが、ここ3日間クラブから(ランパードの解任に関して)自分に責任がなく、彼の状況を変えることはできないと伝えられている。もう決まっていたことで、それから自分にチャンスがやってきた。」

トゥヘルは新監督として不安を感じるかという質問に対して、どちらとも言えないが、チェルシーのようなクラブで仕事ができることに満足しているという。彼はそれが何を意味しているか理解しているようだ。

「チェルシーと契約するのは、タイトルに飢えているからで、どの大会でも高い競争意識が必要となる。この仕事を怖がることはないし、チームも自分も大きな目標を持っている。このチームには様々な選手がいて、クラブの組織も初日のトレーニングも最高だった。いづれ結果が求められることはわかっているが、自分自身も貪欲でありたい。」

「今すぐ判断することはできない。1試合と2回のトレーニングだけしかやっていないが、これまでのパフォーマンス、姿勢、個人のスキルやポテンシャルには満足している。チームはそれほど多くの選手を抱えていなく、エンゴロ・カンテが今日戻って22人プラスGKがいて、3つの大会がある。選手が多過ぎるとは言えないだろう。」

長い間復帰を待ち望んだカンテが戻ってくるが、トゥヘルは彼にとって最適なポジションは中盤深い位置で、一人だけではなくもう一人の選手と一緒にプレーさせると明言する。

「今はここにいる選手たちを信頼するべきだと思う。もし補強ができる可能性があれば躊躇することはないが、特に必要というわけではない。カンテはダブルシックス(二人の6番)、チームの中核として最も頼れる選手で、一人で中盤の底でプレーしていたより若干自由に動けるようになるだろう。ボランチ一枚だけの場合、そのポジションをキープし能力を最大限発揮できないと思うが、彼はそこでプレーできる。カンテは運動量が多く、ピッチ上どこでもボールを奪うことができるから、自分にとって彼はダブルボランチでプレーすべきだと思う。」

「彼はチームにとって大きな存在で、チームを助けてくれる」と語るトゥヘルは、カンテの代表監督であるディディエ・デシャンの選手時代のニックネームである「水の運び屋」という言葉も用いた。

「しかし同時に世界的プレーヤーであるカンテは、フランス代表としてワールドカップ優勝に大きく貢献したし、だから彼の存在はチームにとって非常に重要で、自分にとっては彼をダブルシックスで起用するのがベストだと考えている。」