ティモ・ヴェルナーの今季リーグ戦初ゴールは、サウサンプトン戦後半終盤の非常に重要な時間帯に決まったこともあり、彼にとってより満足のいくものだった。
ライプツィヒから移籍してきたヴェルナーにとって、これまでテクノロジーは味方にならなかったことが多いが、残り6分、10人のサウサンプトンを相手に、至近距離からのフィニッシュを決めた時にそのゴールを取り消すことはできなかった。
「得点してチームを助けることができて、とても嬉しかった。前半は、自分のチェルシーでのキャリアを1試合で表現するような感じだった。審判の判定に時間がかかったので、明確なファウルではなかった。半々だったかもしれない。だけど受け入れるしかなかった。最終的には、再び得点できたこと、そして試合に勝てたことに満足している。ここ2試合負けが続いていたから、とても重要な勝利だった。サウサンプトンは非常に良いプレーをしていたから、チェルシーにとっては非常に厳しい試合だった。相手がレッドカードを受けたのは、ちょっとラッキーだったね。それによって多くのスペースができた。相手はチャンスをあまりくれなかったけど、全体的にはチェルシーのほうが優れたチームだった。
先週、マンチェスター・シティとユヴェントスに敗れていたため、1時間後にジェームズ・ウォード=プラウズが同点弾を決めたときには、不安が頭をよぎったかもしれない。
しかし、チェルシーは粘り強く戦ってゴールを決め、ヴェルナーは困難な状況下でのチームの底力を称賛した。
「肩の力を抜いてこの試合に勝った。この試合に勝つためのメンタリティがあった。最近の2試合では、非常に強いチームと対戦した。それらのチームに対してチャンスを作るのは難しいことだった。これまでの力を取り戻したかったし、それができたと思う。チャンピオンズリーグを制し、シーズンをほぼ全試合に勝利してスタートすると、これからもずっと勝ち続けなくてはならない、というプレッシャーが少しずつかかってくる。自分たちが非常に強いチームであることはわかっているし、勝つのは難しいことはわかっている。最近の試合では、あまり先発していなかったので、自分にとっては簡単ではなかった。だから、自分だけでなく、チーム全体にとっても、1週間半も会えない代表選によるブレークの前に、2つの敗北から立ち直ることは重要だったんだ。みんなが良い気持ちで代表戦に臨むことが大事だった。ビッグクラブでは常にプレッシャーがあるけど、最終的には楽しむことが大切だし、そのメンタリティーがチームを強くするんだ。」