チェルシーがプレミアリーグ初制覇に大きく近づいた2004/05シーズンの冬。この時期に使用されたボールは、ナイキのプレミアリーグとの20年にわたるパートナーシップを記念して作られたT90エアロだ。

ナイキの新たなボール、T90エアロが導入されたのは2004年11月6日(土)、スタンフォードブリッジで行われたエヴァートン戦だ。ディヴィッド・モイーズ率いるエヴァートンはこのシーズンを4位で終えているが、この試合で勝利したのはチェルシー。アリエン・ロッベン(トップ画像)のプレミアリーグ初ゴールがチェルシーを勝利へと導いた。そのスピードと得点能力でインパクトを残したロッベンは、11月のプレミアリーグ月間最優秀選手賞を獲得している。

この試合に勝利したチェルシーはアーセナルを抜いて首位浮上。その後、シーズン終了まで一度も首位の座を明け渡すことはなかった。

チェルシーはT90エアロを使用しプレミアリーグ15試合をプレー。12勝3分という成績に加え、いくつもの記録を塗り替えた。

ペトル・チェフは当時のイングランド1部リーグ記録となる、1024分間にわたって無失点を維持した。チェルシーは12月中旬に行われ、ドローに終わったアーセナル戦の29分から、3月に行われたノリッチ戦の64分まで一度も失点していない。ノリッチ戦以降はイエローのボールではなく、ホワイトのボールが使用されている。

その間にはアンフィールドやホワイトハートレインで重要な勝利を手にしており、ポーツマス、ブラックバーン、エヴァートンとのアウェイゲームでも手堅く勝ち点3を持ち帰った。

10月はブラックバーンを4-0で下し、ウェストブロムにも4-1で勝利したブルーズ。6週間にわたってゴールを量産したチェルシーはフルハム、チャールトン、ニューカッスル、ノリッチ相手にも4点を決めて勝利した。

T90エアロが使用された4ヶ月間でジョゼ・モウリーニョはインパクトを強める。12月と1月にはプレミアリーグ月間最優秀監督賞を受賞した。

ピッチ上でチェルシーのレジェンドたちが躍動。チェフが守備陣を統率すると、相手ゴール前ではロッベンが7ゴール、ディディエ・ドログバは6ゴール、フランク・ランパードは4ゴール、そしてアイドゥール・グジョンセン、ダミアン・ダフ、ジョン・テリーが3ゴールずつを決めている。

ニューカッスル戦ではマテヤ・ケジュマンがPKを成功させ、チェルシー初ゴールを記録。その後のセレブレーションは今も記憶に新しい。

T90エアロが最後に使用されたエヴァートン戦では接戦を制したチェルシー。その後も勢いを落とさずにクラブ初のプレミアリーグ制覇を成し遂げた。クラブにとっても記憶に残るシーズンとなった。

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