2019/20シーズンのチャンピオンズリーグが終わってから54日が経ち、今日の午後新シーズンのグループステージ抽選が行われることもあり、またヨーロッパのトップクラブによる大会に注目が集まる。
ブルーズは昨季、ラウンド16で王者となったバイエルン・ミュンヘンに敗退したが、3週後から始まる今シーズンのCLではそれよりも良い成績を残したいものだ。日本時間金曜0時からUEFAの拠点・ニヨンで行われる抽選で、フランク・ランパード率いるチェルシーが、グループステージでどの相手と対戦するかがわかるだろう。
プレーオフが水曜夜に行われ、参加する15カ国32チームがすべて揃い、これらのチームはグループステージ抽選にあたり、4つのシードに分けられる。
シードの仕組み
4つの箱が設置されるが、これは各リーグのシードを意味する。6つのリーグの王者に加えチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの覇者が第1シードに入る。
今シーズンはバイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガとチャンピオンズリーグを両方制覇したため、次点であったロシアリーグを制したゼニト・サンクトペテルブルクがこのシードに繰り上げられた。
第2、3、4シードは昨季のUEFAクラブランキングによって決まる。
UEFAランキングとは
UEFAランキングは基本的にクラブ、そして代表レベルでシードのために使用されるランキングである。クラブはチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグでの成績(グループステージでの勝利は2pt、ベスト16入りすると5ptなど)によりポイントを得ることができる。過去5シーズンのポイントの合計によってランキングが決まる。
チェルシーは昨季までの合計が83pt(このポイント数に応じてグループステージのシードが決まる)で、チャンピオンズリーグ準決勝進出を果たしたリヨンと同位となっている。2016/17シーズンにヨーロッパ大会に出られなかったことがこの順位の低さの原因となっている。
シード1
同国リーグのリヴァプール以外すべてのチームと同じグループリーグに入る可能性がある。つまり、バイエルン・ミュンヘンとの再戦、または昨季決勝進出したPSGと同じ組に入ることもある。シード1の中でセビーリャとゼニトは、ブルーズとの対戦歴がない。
シード1:バイエルン・ミュンヘン、セビーリャ、レアル・マドリード、リヴァプール、ユヴェントス、パリ・サン=ジェルマン、ゼニト・サンクトペテルブルク、ポルト
シード2
もちろんこのシードのチームと対戦することはないため、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、昨季対戦したアヤックスなどと遭遇することはない。マンCとマンUもこのシードに入っている。、
シード2:バルセロナ、アトレティコ・マドリード、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、シャフタール・ドネツク、ボルシア・ドルトムント、チェルシー、アヤックス
シード3
昨季サプライズとなった2チームが第3シードに入っている。準々決勝でPSGに惜敗したアタランタと準決勝でPSGに敗れたライプツィヒである。元ブルーズ監督のアントニオ・コンテ率いるインテル・ミランと当たる可能性もある。RBライプツィヒ(ドイツ)、ザルツブルク(オーストリア)、クラスノダール(ロシア)、アタランタ(イタリア)は同じグループリーグに入った場合、ブルーズにとって初対戦となる。
シード3:ディナモ・キエフ、ザルツブルク、RBライプツィヒ、インテル・ミラン、オリンピアコス、ラツィオ、クラスノダール、アタランタ
シード4
シード4の8チーム中6チームはヨーロッパ大会でチェルシーと対戦したことがない。マルセイユとブルージュだけ対戦歴がある。レンヌを引いた場合、エドゥアール・メンディにとっては古巣との対戦となり、トルコのバシャクシェヒルにあたった場合、昨季のスーパーカップと2021チャンピオンズリーグ決勝の開催スタジアムがあるイスタンブールに戻ることとなる。
シード4:ロコモティフ・モスクワ、マルセイユ、ブルージュ、ボルシア・メンヒェングラートバッハ、イスタンブール・バシャクシェヒル、ミッティラン、レンヌ、フェレンツヴァーロシュ
抽選の日程
今日の深夜(金曜0時)に行われる。抽選の模様はBT Sport及びUEFAの公式ウェブサイトで放送される。チェルシー公式ウェブサイト、5th Standアプリ、そして各SNSチャンネルでも最新ニュースをお届けする。
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