太ももに怪我を負ったと報じられたウィリアンだったが、コパ・アメリカの決勝にはベンチ入り。そのブラジルは決勝でペルーを下し大陸王者に輝いた。

ウィリアンは怪我のため代表を離脱したネイマールの代わりに追加招集。追加召集にも関わらずこの大会では大きなインパクトを残した。グループステージでは2試合で途中出場。ゴールを1つ決め、準々決勝ではPK戦で勝利。宿敵アルゼンチンを下した準決勝ではハーフタイムから交代で出場し勝利に貢献した。決勝では自身の怪我もあり出場は叶わなかったがブラジルは12年ぶりにこの大会を制覇。

2019年の決勝はグループステージで対戦したものと同じになった。決勝のスコアは3-1でブラジルは地元開催で4度目の優勝となった。地元開催で優勝を果たしたのは1989年以来となった。決勝でブラジルは準決勝のスタメンから変更なしで臨んだ。前半、グレミオ所属のエベルトンが先制点を挙げたものの、前半44分、チアゴ・シウヴァのハンドからペルーがPKを獲得し同点に。それでもその4分後、シティのジェズスが勝ち越しのゴールを挙げブラジルがリードし試合を折り返す。しかしそのジェズスは試合残り20分のところで2枚目のイエローカードを提示され退場に。そして試合終了間際ブラジルがPKを獲得しエヴァートンのリシャルリソンがきっちり決め試合を決めた。元チェルシーのフィリペ・ルイスも出場。一方ケネス・オメルオはナイジェリア代表としてアフリカ・ネーションズ杯準々決勝を突破。ナイジェリアは前回チャンピオンのカメルーンと対戦。先制したものの逆転され2-1で前半を折り返す。25歳のオメルオは昨シーズンローンでスペインのレガネスでプレー。カメルーンとの一戦もフル出場。カメルーンはステファン・バオケン、クリントン・エンジがゴールを決め一時は逆転したもののイガロとイウォビにゴールを許し再逆転を許した。トリノへと完全移籍したオラ・アイナはオメルオとともにDFでフル出場。ジョン・ミケル・オビは怪我のために出場せず。オビは2017年にチェルシーを去ったが、ナイジェリア代表では89キャップを記録。6年前にはアフリカ・ネーションズ杯を制覇している。またオビは今回の大会が代表での最後と発表もされている。

オビは「代表での期間は素晴らしいものだった。13年間もできたのは本当によかったよ。タイトルも獲得した。これからは若い選手たちの番だ」とコメント。「ここには若い選手のサポートのために来ている。彼らは正しい道を進んでいるよ。トロフィーを獲得してこの大会を終わりたい」

ナイジェリアは水曜日に南アフリカを準々決勝を戦う。