チェルシーは、後半にベルニル・ハルダーが放った一撃により、気迫あふれるユヴェントスを振り切り、今シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージで初勝利を挙げた。
先週の水曜日にキングスメドウで行われたCLグループステージ第1節では、ヴォルフスブルクとの3-3で引き分けたブルーズは、この試合ではゴール数ではそれに及ばなかったものの、5月に決勝戦が行われるこの会場では多くのドラマがあった。
ブルーズは、前半30分にクロスフィールドパスをコントロールして右から切り込んだエリン・カスバートが左足でゴールの隅に押し込み先制点を決めた。
この時点では、ユヴェントスはほとんどチャンスを作れていなかったが、5分後、バルバラ・ボナンセアが見事なボレーシュートを決めて同点に追いついた。
後半はより均衡した展開となり、ホームチームはプレッシャーをかけ続けたが、より良いチャンスを得たのはブルーズで、そのうちの2つはハルダーのものだったが、ハルダーはいつものようにキーパーを破ることができなかった。
そして3度目の正直となるゴールが生まれる。サム・カーとフラン・カービーが何かを起こそうとチャンスを狙う中、エリア内でハルダーにボールが渡ると、今度はミスなくゴールに流し込み、ブルーズが再びリードを奪った。
ペヨー・マニンの見事なセーブがなければ、この試合は終わっていただろう。カーが放った素晴らしいシュートは、ゴールの隅に行くかと思われたが、ペヨー・マニンが必死に弾いてポストに当てた。リードが1点になったところで、ヘイズはチ・ソヨンとカービーに代えてソフィー・イングルとヨナ・アンデションを起用し、試合を引き締めようとした。
その後、ユヴェントスはロスタイムに2度ベルガーを襲ったが、大きなチャンスをはならず、チェルシーが比較的楽に試合を終え、チャンピオンズリーグのグループステージで初の勝利を収めた。
グループAのもう一つの試合では、ヴォルフスブルクがセルベットを5-0で下して勝利した。ブルーズは、このスイス勢と次の2試合で対戦することになるが、1試合目は来月上旬、4試合連続のアウェー戦のうちの1試合となる。その前に、チームの大部分は代表選によるブレークでそれぞれの代表チームに合流し、その後10月最後の週末にFAカップ決勝の出場権をかけてマンチェスター・シティと対戦する。
ユヴェントス(4-3-3):ペイロー=マニン;ルンドルフ、ガマ(c)、サルヴァイ(レンツィーニ73)、ボアティン;ロスッチ(カルーソ81)、ペデルセン(ザマニアン88)、チェルノイア;ボナンセア(ボンファンティーニ73)、ジレッリ(スタスコバ81)、フルティグ
サブ:アプリーレ、ヒリネン、ニルデン、ジャイ、ベッカリ、ファトナー
得点者:ボナンセア37
チェルシー(3-4-1-2):ベルガー;ブライト、カーター、エリクソン(c);カスバート(フレミング66)、チ・ソヨン(イングル75)、ロイポルツ、ライテン;ハルダー;カービー(アンデション84)、カー
サブ:ムゾビッチ、テルフォード、ノウエン、イングランド、ミェルデ、チャールズ、スペンス、フォックス
得点者:カスバート31、ハルダー69
主審:イヴァナ・マルティンチッチ (クロアチア)